中国の宮廷ドラマ「如懿伝」が台湾に再上陸! 今明かされる制作秘話がすごい
2018年にリリースされた中国の宮廷ドラマ「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」は、配信開始後に視聴者数が右肩上がりに上昇し、累計視聴数165億回を超える大ヒットとなった。アメリカや日本でも配信されるなど、世界規模で人気が拡大している。
そんな中、台湾では2度目の放映がスタートし、今再び話題を呼んでいる。
このドラマが初めて台湾で放映されたのは2018年の末。台湾の衛視中文台(9時台)と緯来電視網(11時台)が、1日1話を放映した。豪華絢爛なキャスト、切なく美しいストーリー、高品質な映像で、全87話が終わる2019年の春まで視聴者をテレビの前に座らせ続けた。
衛視中文台では視聴率3.08%を記録し、局としての人気は一時三立テレビ、TVBSなどの大手テレビ局をしのぐほどとなった。それまで視聴率が低迷していた緯来電視網も成果を収め、最終話放映の際に「視聴中の写真を投稿して賞品をゲット」というキャンペーンを行うと、一時サーバーがダウンするほどのアクセスが殺到、同時に再放送を求める声が多数寄せられたという。
今回再放送を実施したのは中国電視公司で、ドラマに登場する道具や料理などの細かい部分が注目を集めている。間もなくやって来る春節(旧暦の正月)にちなみ、台湾のレストランは早速、宮廷料理や宮廷の器などをウリに、顧客確保に精を出しているという。
「如懿伝」のプロデューサー、ホァン・ラン(黄瀾)氏によると、このドラマの脚本製作にはなんと5年もの歳月がかけられたという。リアルさを追求するため、衣装をはじめ、一つひとつの道具の制作に手間と時間を惜しまなかった。また、この作品の出演者は、なんと3ヵ月もかけて宮廷の礼儀作法を学んだのだそうだ。
中国四大女優の一人に数えられるジョウ・シュン(周迅)は、主人公の如懿を熱演。ホァン・ランは、「初めからヒロインはジョウ・シュンしかいないと考えていました。若い頃から晩年まで一貫した演技をするのはとても難しいことで、如懿はまさにジョウ・シュンのために作ったキャラクターです。私はいい判断をしました」とジョウ・シュンを絶賛している。
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