見出し画像

女優ジェン・シュアンの代理母騒動、「プラダの株価下落」欧米メディアも注目で不名誉な認知度アップ

代理母出産を依頼、および生まれた子どもを放棄したとして、世間に大きな波紋を広げる中国の女優ジェン・シュアン(鄭爽)の騒動について、欧米各国の代表的なメディアも次々と報道していることで、国外でも不名誉な形で知名度を上げている。

ドラマ「シンデレラはオンライン中!」などで知られる女優ジェン・シュアンについてこのほど、米国で代理母に依頼して男女2児をもうけていたことが、元恋人男性の発言で明らかになった。さらに、ジェン・シュアンが代理母の妊娠中に子どもたちを放棄したとも報じられ、中国当局や国営メディアが名指しで封殺を宣言するなど、世間を震撼させる騒動に発展した。

この騒動が明るみに出た19日以降、英BBC、米CNNといった主要な欧米メディアが話題を取り上げ、特にBBCの報道では、トランプ元大統領の退任と並んで、注目ニュースランキングでトップ10入りするほど。今月初め、ジェン・シュアンのアンバサダー起用を発表したばかりだったファッションブランドのPRADA(プラダ)が、この騒動判明と同時に株価を下げたことも大きく報じられている。

さらにはドイツなどの全国紙でもジェン・シュアンの不祥事が報道されており、代理懐胎が非合法の中国で、米国に代理母を求めつつ誕生した子どもを引き取らない態度に倫理面での批判が集まっている状況や、PRADAの株価の話題が詳細に伝えられている。不名誉な形で国外での知名度が上昇したジェン・シュアンに対し、世間からは「中国の恥」と非難の声も上がっている。

今月19日、ジェン・シュアン側が代理母出産の事実を認めて以降、ジェン・シュアンの両親も中国メディアの取材に応じ、世間を騒がせたことに謝罪し、子どもたちの親権について係争中とも語っている。ニュースサイトの新浪(SINA)では、「親子で火消しにかかっているが、その訴えに耳を傾けようという人はもういない」と、この騒動からすでに世間の関心が離れつつあることを冷ややかな言葉で伝えている。

いいなと思ったら応援しよう!