事故か、それとも超常現象か…?女子大生怪死の謎に迫るドキュメンタリーの公開間近
2013年2月19日、中国系カナダ人女子大生のエリサ・ラム(藍可児)さんが、米国ロサンゼルスのセシル・ホテルの屋上にある貯水槽内で遺体となって発見される事件が起きた。今も未解決のままのこの事件は、当時世界中で大きな話題となった。
事件発生から丸8年、Netflixがこの事件を扱ったドキュメンタリー「事件現場から:セシルホテル失踪事件」を、2月10日から配信すると発表した。このドキュメンタリーでは、エリサさんの死亡現場であるセシル・ホテルに対して改めて綿密な解析を行い、事件の真相に迫っている。
当時21歳だったエリサさんは、2013年1月に一人旅で米国を訪れ、ロサンゼルスのダウンタウンにあるセシル・ホテルにチェックインするが、数日後に突如姿を消した。翌月、ホテルの宿泊客から水道水に関する苦情が殺到し、メンテナンス作業員が屋上の貯水槽を開けて検査したところ、エリサさんの遺体が発見されたという。
現場検証の結果エリサさんに外傷はなかったため、警察は「事故による溺死」と結論付けた。しかし彼女がホテルのエレベーター内で見せた奇妙な行動や、非常に重い貯水槽の蓋を誰が動かしたのかなど、解明されていない事柄が多く、事件の真相は依然ベールに包まれたままだ。セシル・ホテルではほかにも過去に不可解な死亡事件がいくつか起きており、まるでホテル自体が呪われているかのようだ。
「事件現場から:セシルホテル失踪事件」は、当時の担当捜査官、ホテルのスタッフ、宿泊客に聞き込みを行い、また周辺環境の解析を通して事件にメスを入れる。事故死か、自殺か、他殺か、はたまた超常現象なのか。真相解明につながる新たな証言や発見はあるのか、期待が高まっている。