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ベースをフレットレス化する
弾かなくなったけど、捨てられないベース。
それは初めて買ったベースです。
そのベースに光を当てるには、変わった仕様にするのが早道。
というわけでフレットレス化します。
まずはこの動画を見ていただきたい。
材料はこれ。
指板コーティング材として、低粘度の瞬間接着剤を使います。
これすごく便利で、馬鹿になったビス穴を復活させたりもできます。
フレットを抜くのはニッパーで適当に行いました。
こんな感じで、表に段差のないやつなら使えます。
一般的には、喰切とかエンドニッパーを使ってるみたいです。
では、フレットを引っこ抜きましょう。
蒸しタオルとアイロンで温めてから行います。
バリが出たり、小さな割れが出たりしますが、そのまま残しておき、次々抜きます。
そして、トラスロッドを緩めてネックをまっすぐにしておきましょう。
抜き終わったら、コーティングと磨きに入ります。
丁寧な方法であれば、フレットの溝に木板やパテを入れたりして処理するのですが、面倒なので接着剤を流しこんで固めましたw
フレットレス指板を平らにするために、毎回、荒目の紙やすり(100番くらいでガシガシ行こう)で均しながら進めます。上の画像のように、ダマになっている部分はなるべく無い方が、あとあと簡単です。
段取り8割、下地8割の世界や。
ちなみに、紙やすりは木片とかの平らで硬いものに巻いて使うように!そうしないと絶対に平滑さは出せません。注意!
繰り返すこと5回。
最後は紙やすりの番手を上げて、コンパウンドで磨き上げます。
コンパウンドは何でも良いです。
こんな感じでテッカテカのコーティングされたフレットレス指板になりました!
出来上がりとしては、とても硬質なコーティング層ができ、ラウンド弦でもバッチリのフレットレス指板となりました。
作業上の留意点は、接着剤は焦らず薄く薄く伸ばしましょう。厚めに乗せてしまうと、内部はぜんぜん乾きませんし、あとのヤスリ工程が大変です。
また、瞬間接着剤=湿気で固まるけれど、多量の湿気では白濁することも気をつけてください。
私は気長に乾くのを待ったのですが、こういった硬化促進剤を併用したほうが、早くキレイにできるかもしれません。
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