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ジャンクfulltone fulldrive2を修理しよう

ハードオフおじさんをしていると、ジャンクコーナーに一際目立つ青色の箱

お、ええのあるやん
それは、fulltone fulldrive2
かなり前に、友人のペダルボードにあった時に弾かせてもらったのですが、ゴキゲンないいひずみだなあと思っていたのです。

さておき、この個体はON/OFFスイッチがきかないとのことで投げ売りされておりました。
これは、、、守護(まも)らねばならぬ、、、

中身はディスクリート回路のエフェクターですから、なんとかなるでしょう。直して末永く使う精神。

では、電源を繋ぐ前に色々と観察してみましょう。

確かに、左側のON/OFFが利きません。
頭のキャップが無く、押した感触が何か変
機械的な故障だと良いなあ(直すのが簡単)
さっそく開けてみます
シリアルは23406かな?
9Pスイッチが浮いてますね!
キャップが無い状態でストンピングしてしまったのかもしれません。
新しいスイッチに付けなおしても良し、押せば直るか、、
グイ
他に見た目的に不具合のありそうな所は無さそう、、
電源を繋ぐと直っていました!

恐らく、フットスイッチの頭のキャップが無いので、どこまでも踏み込めてしまう状態になり、その後に踏んだ力でフットスイッチの裏蓋が外れてしまったんですねえ。
瞬間接着剤も併用してくっつけておきましたが、そのうち同じような状態になりそうですから、簡易的にキャップをつくりましょう。
それでも壊れてしまったら次はスイッチ交換ですねえ

お美しい中身

外径10mm内径9mmの真鍮パイプをカットして、適当な材料で嵩上げして接着。
接着剤はこれを使います。

2液性のエポキシ接着剤なのですが鉄粉が入っていて、本国アメリカでは船のスクリューも直してしまうほどの強度があるとか。
強度が高いのと、アースが落ちた方がいいかなあと(鉄粉入りなので通電します)。
硬化時間の違う2製品がありますがノーマル版がおススメ。
硬化時間の短いJ-Bクイックは接着剤そのものはあまり強度を要さず面接着できるような(パイプの嵌合とか)時に重宝します。

このまま24時間くらい放置。ちなみに温めると硬化時間が大幅に短縮されます。

日が落ちたころに硬化しました⤵

磨いて完成!

音を出してみると、綺麗なクリーントーン(ほんのちょっとだけ歪んでキラキラするやつ)から、グモグモパンチなオーバードライブまでやりますねえ!
ブースターがあるのも使いやすい限り。

そのうち、funk ojisan流カスタムの基盤道筋にハンダ盛りもやってみたいですねえ~

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、試行錯誤を繰り返して、楽しかったり上手く行ったところを書いていたりします。 貴重なサポートを頂けますと、なおさら色んなことを試して書きます!