その「いいね♡」って、あいさつがわりですか?
いまでは当たり前になっているSNS上の「いいね」。
今回は、この「いいね」について話したい。
こんなふうにプロフィールに書いている人を見かけたことがある。
「いいね」はあいさつがわりです
私は初めて知った。
ん?「いいね」ってあいさつがわりなの?
私は、読んで本当にいいねと思ったものにいいねを押すし、雰囲気が好きだなーとか、この人が言うことはいつもいいんだよなーでいいねを押す。
でもきっと、ネット社会では私の感覚は大きくズレているんだろう。だからなかなかネット上の感覚に馴染めないでいる。
いいねはあいさつであるという感覚を知ってから、よりネット上での関わりが難しいと感じている。
一生懸命書いた文章にも、
一生懸命撮った動画にも、
一生懸命話したラジオにも、
今までにいただいた「いいね」やフォローやコメントは、私自身の感覚と一緒であると思いたい。
ここで一つ、私の中でこざかしい疑問が生まれた。
ここ1年で特に、画面を通してネット上で人と関わることが圧倒的に多くなったが、果たして画面越しの「いいね」はどっちなのか。
この「いいね」もあいさつがわりなのだとすると、どうにも私はなんとも言えないさみしさを感じずにはいられない。
さらには、普段ネット上でこういった関わり方をしている人が、リアルな関わりだけ急に切り替えることは出来るのだろうか。
リアルでの「いいね」も、「おはよう」や「こんにちは」などのあいさつだとすると、もう何を信じたらいいのかわからなくなる。
じゃあ、ほんとに「いいね」と思ったときは、なんて言うの?
フランクさを優先することによって距離が縮まるかと思いきや、むしろ人と人とのつながりが希薄になる、というねじれが生まれているように私には感じられた。
あいさつはあいさつとして、「こんにちは」ボタンとか、「仲良くしたいですボタン」があったらいいのにな。
ほかにあったらいいなって思うボタン、あったら教えてください。