青春18きっぷポスター撮影地に行く 前編
2021年4月に2泊3日で青春18きっぷのポスター撮影地を鉄道で周った時の旅録です。普通列車しか停車しない駅が目的地であり私鉄にも長距離乗るので
「旅名人の九州満喫きっぷ」を利用しました。これは3日間JR普通列車、九州内の各私鉄が乗り放題の切符です。今回の旅にピッタリの切符です。
初日は立野 7:25 発 → 肥後大津 → 熊本 → 赤瀬 → 宇土 → 八代 → 川内 → 鹿児島中央 16:53 着の行程です。
立野駅からキハ147に乗り肥後大津で乗換え熊本着。乗換えに少し時間があるのでグランドオープン直前の熊本駅ビルを見ました。
昔の駅舎や駅前の風景を知っているだけに数年での変わりように驚きます。熊本から三角線に乗ります。車両はキハ140の一両編成です。
しばらく鹿児島本線を走り宇土駅過ぎに三角線へ入ります。海が見えだすところが、長部田海床路(ながべたかいしょうろ)です。海中に電柱が並んで立っているのがなんとも不思議な光景です。ここは2008年の二階堂むぎ焼酎CM「消えた足跡」篇のロケ地です。
熊本から43分で、赤瀬駅到着。 この駅に降りたのは初めてです。
この駅が、1998年春の青春18きっぷポスター撮影地です。駅から歩10分ほど下れば国道ですが全く車の音が聞こえず、鳥の鳴き声しか聞こえない非常に静かな所です。上下各1時間に1本便があるので、気軽に行ける秘境駅です。
早速ポスターのアングルで撮影しました。
静けさに耳を澄ませている間に、三角からの折り返し便が来ました。
これから一気に鹿児島まで移動します。途中の八代から川内(せんだい)までは、肥薩おれんじ鉄道に乗ります。
八代駅前で簡単に昼食を済ませ、久しぶりに肥薩おれんじ鉄道に乗り込みます。車両はHSOR-100形です。エキナカで珍しいさくらビールをゲットしたのでゆっくり飲みながら車窓を楽しみます。
この路線は海岸線の際を走るので景色が非常に素晴らしいです。この景色を見るために訪れる旅行者もいます。対岸は先ほど訪れた天草です。
海をまじかに見ながら進み、阿久根を過ぎると海の色がより深い青に変わりました。
川内でJRに乗換え、あっという間に鹿児島到着。 名物の黒豚とんかつを食べ、明日は早朝に出発するので駅前に宿泊します。 再開発ビルがほぼ完成していました。
・・・中編につづく