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いじめ・差別について考える

深い映画、観てきました!


こんばんは!
今日は彼女と久々のデートで、二本連続で映画を観てきました。
橋本環奈さん主演の「カラダ探し」と、フィクションのようでほぼ実話!という何とも興味深い宣伝文句の「アムステルダム」です。

どちらも、それぞれの方向性でとても面白く、機会があれば別の記事で純粋な紹介をしたいところです。が、今回焦点を当てていきたいのは、二本の映画に共通していたテーマである、「いじめ」「差別」についてです。

「いじめ」「差別」したことない?

正直に告白します。中学校を卒業するまでに、私はそうとも思わないまま、加害者の立場・被害者の立場、どちらも経験することがありました。誤解のないように補記すると、高校時代からは、一人一人の人と対等に、公平に向き合うことがどれだけ大切かを学ぶことができ、そのように行動して生きております。

「私はいじめや差別を一切したことがない」というのは素晴らしいことだと思います。しかし、本当にそう言い切れますか?一度振り返っていただきたいです。
意識的ではなくとも、無意識的にしてしまったことはないでしょうか?

例えば、クラスでこれまで仲良かった子がみんなから仲間外れにされたり、無視されたりしている。他の仲良い子や、その他大勢がそうしているから、心苦しいし、理由は分からないけど自分も仲間外れにしよう。よくある話ではないでしょうか?

「いじめ」「差別」を受けている立場からすれば、あなたがその発起人や中心人物でなくても、周りにいて何もしてくれなかったり、同じように冷たい態度をされたりするのは、中心人物と何ら変わりません。

今日観た「カラダ探し」では、橋本環奈さん演じる主人公のアスカは、最初クラス中のみんなから無視をされています。理由はネタバレになるので避けますが、ほんの些細なことがきっかけという設定でした。あくまでフィクションの世界とはいえ、現実で起きてもなんら不思議ではないと私は感じました。

「アムステルダム」は、1910年代〜30年代のアメリカやヨーロッパが舞台のため、現在以上に身分階級差別や人種差別(特に、有色人種差別)が横行していることが、登場人物の会話や話の運びからヒシヒシと伝わってきました。

「いじめ」「差別」をなくすための提言 ー 学校教育

教職課程で真剣に学んできた者として、また、おそらくこれから家庭を持って、子育てを通じて日本社会と繋がりを持っていく者として、まずは自分の周りだけでも「いじめ」「差別」をなくしていきたいと心から思います。

学校教育においては、道徳の時間やクラス活動の時間を通じて、ワークショップやアクティビティを積極的に開催し、いじめ・差別を体験する機会を持つことがいいと私は考えています。

教材を読んだり、今回のような映画を観て感じ学ぶことも当然多いのですが、特に発達過程の子供にとっては、自分が経験すること以上に考えを改めやすいことはないのではないでしょうか?

当然、本当のいじめに繋がってはいけません。
以下のようなポイントに注意して、教育目的から逸れないような環境でワークショップ等を行うことが肝要です。

・あくまで教育目的で行うことを、折に触れて伝えること。
・授業前後の児童生徒のフォローを行うこと。
・最後に「被害者を体験してどのように感じたか」「これまでしてきたことで、「いじめ」や「差別」になってしまうことはあったか」「これからどのように行動を改善していきたいか」を匿名で記入してもらい、考える時間を設けること。

「いじめ」「差別」をなくすための提言 ー 家庭教育


学校教育以上に重要度の比重が高いのは、家庭教育です。
どれだけの親が、「いじめ」「差別」をしている自分の子供や、子供の友人を厳しく叱ったり、正しい方向に導くことができるでしょうか?

これは覚悟が必要なことです。一度でも曖昧にしたり、助長するような態度発言をとってしまうと、「なんだ、時と場合によってはいいんじゃん」と子供に勘違いさせてしまうからです。

しかし毅然とした態度で、悪いことは悪い。どうして悪いのかを考える機会を設けるということを家庭内で続けていけば、必ず子供は、善悪の判断を自分自身でつけて、行動できるようになると私は信じています。逆にいうとここがおざなりになってしまうと、いつまで経っても「いじめ」「差別」は減少しません。家庭で過ごす時間が一番長いですし、子供にとって親はそれだけ影響力があるんです。

外国人差別・有色人差別について

本当に馬鹿らしいです。
確かに、私たちは出身によって見た目が違います。言語が違います。文化・風習が違います。価値観も違います。しかしどこまで異なる点を探していっても、結論は同じ人間です。

当然外国人の方には、良い方も悪い方もいます。ですがそれは、日本人同士でも同じですよね?まさに十人十色です。

幸いなことに、現代においては、言語の違いは携帯の翻訳機能でほとんどの人が解消できます。文化・風習の違いも、インターネットで小一時間も検索すればすぐに学ぶことができます。日本に住んでいる外国籍の方が、マナー・ルールを守っていただけていないのであれば、調べた2国間の違いをイラストを交えた資料を作成して、話し合いの場を設けることもできるでしょう。

やるかやらないかです。

「向こう(外国人の方)が日本に好きで来ていて、それでもルールを守らないんだから、それは向こうが悪いよね」という理論はどうでしょうか?

外国人の方は、必ずしも全員が夢や希望に溢れて日本に来ているわけではありません。それに、もし例えそうだったとしても、「ルールやマナーを守って生活してほしい」というニーズを抱えているのは日本人側です。片方が動かないと平行線を辿るわけですから、解決に向けてアクションをとれば良いだけの話です。

その過程で外国籍の方に対する差別意識をもったり、ディスるのは、あなたが完全に間違っています、とここで否定させていただきます。

最後に

解決が難しいテーマであることは間違いないと思いますが、
一人一人の意識の改革で確実に良い未来を作っていくことができると思います。
この記事を読んでくださった皆様。
賛同のコメントないし批判、指摘のコメント、大歓迎です。
ぜひご意見をお聞かせ賜りますと幸いです。

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