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9月の北アルプス縦走の準備考察[4]

ふと気づけばもう来週の金曜日出発だった。パッキングするにはまだ早いが装備の方針や重量確認はしたい。

雨に負けない

コロナもあって登山自体から遠のいている。そもそもそうそう長めの山行をこなす時間もとれないし、クライミングも忙しいしで、2泊以上の山行は次は雪山になるだろうと思っている。

なので、今回は成し遂げたい。特に槍ヶ岳は今年の厳冬期にチャレンジしたいので地形をきっちり確認しておきたい。

で、この時期成功を阻む可能性があるとすれば台風だ。
台風までいかなくても、ゲリラ豪雨・夕立などまぁ雨が大敵。風はまぁ強くても厳冬期ほどではないだろう。装備がしっかりていれば大丈夫なはず。

昨年の台風19号のとき、私は上高地にいたが、南アルプスなどの被害は甚大だったが、北アルプスは多少倒木はあり、雨も強かったが、あまり被害はなかった。今年も大きめの台風が来たとしても、必ず南からくるわけで、南・中央アルプスの山ブロックが発動してくれるのではないかと信じたい。

以前の大峯奥駈道チャレンジの反省も踏まえて、モバイルバッテリーは計4万アンペア分。

さらに雨に対しての十分な装備を持っていきたい。台風が来るとしても、基本的に1日あれば通り過ぎるはず。影響での雨が続くとしても最大2日の想定。

雨対策の装備の種類としては、大きく「行動中」「宿泊中」の二つに分けられると思う。

雨対策装備「行動中」

行動中の雨対策としては、いかに雨に体(シャツ下着などのウエア)が濡れないように防御できるかと、もし濡れてしまったとしての乾いた着替えの用意となる。


靴については、今回はローカットのLA Sportiva TX 4 GTXで望もうかと思っている。この靴はクライミングのアプローチシューズであり、必ずしも縦走に向いた靴ではないとは思うのだが、ロングトレイル用としても問題ないスペックのはず。そして特に岩稜帯でグリップ性能が強いはずなので槍ヶ岳周辺では頼りになるはず。
表面ゴアテックスではあるが、ローカットではあるのでクルブシ的なところから普通に雨が入ってきて靴下がびしょびしょになってしまう。それを避けるためにはゲイター持っていき、大雨になったらゲイターもつけて歩くという感じを想定している。
今までゲイターは雪山でしか使ったことなかったが・・忘れずに持っていく。

雨具
雨具は二種類。
まずは超軽量のMontain Podium。上下合わせて223g。ウインドシェルも兼ねて。小雨・通り雨のゲリラ豪雨度ならこれ。

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さらに猛烈な1日中の雨になったとき用に、いつも使ってるMountainHardwareの強めのレインウエア、エクスポージャー2のゴアテックスジャケットとコヒージョンパンツも持っていく。

手袋も二種類、FineTrackのEVERBREATH TRAIL GLOVE

と冬山のときのアウターに持っていくISKAのウェザ-テック オ-バ-グロ-ブ。

これでだいぶ雨は入らず歩けるはず。逆に暑そうだけど。

帽子は特に工夫はない、レインウエアの帽子をかぶる。

着替えの用意
パンツや薄手のTシャツなどはものすごく軽量なので余分に用意をする。2日雨が降ったとして3着。雨が降ってしまった場合、ものすごく臭くなるであろうが3着。基本的に1着は就寝時用で、行動中は他2着で頑張るイメージ。
就寝時(テント内)のウェアを綺麗なものに変えるだけでQOL上がるので、おすすめ。
着替えはもちろん、防水のコンプレッションバッグやドライサックに収納。

雨対策装備「宿泊中」

テントはいつもどおりFinetrackのカミナドーム2

カミナドームは優秀で天井側は相当降っても浸水しない。経験済み。(劣化してなければ)

雨対策だとグラウンドシートを2枚持っていくこと。テントの外の地面とテント内にグラウンドシートをしくことで、かなり防水することができる。
テントの外のグラウンドシートに水が入り込んできたら、インナーの底はすぐ浸水するので、内側にグラウンドシートで防御する。
そこまでの雨じゃなくても有効で、テントのグラウンドシート内は汚れてないもの、グラウンドシート裏に汚れた靴とかゲイターとかの汚れものと分けることで快適に過ごすことができる。

あとは強風対応用に、長めのスリング2本とカラビナ2つ。近くに木があれば接続する。

あとは念のため、雪山の結露対策に使うモンベル のタイベック スリーピングバッグカバーを持っていく。もし天井側浸水しても寝袋は濡れない。


快適睡眠道具

今回行きは深夜バスで出発。コロナの影響もありダブルシートで2席使って横になれる。とはいえ何もないとそれなりに辛いので、テントで使う枕を荷物小分けして持ち込めるようにしておく必要がある。あとアイマスクと耳栓もバスに持ち込む。
今まで使ってたのは、SEA TO SUMMITのエアロウルトラライトピローだが、今回バスでも使うし、そもそもテントでもU字型の枕の方がよく眠れるのではないかと思っていたところでもあるので、SEA TO SUMMITのエアロプレミアムピロー トラベラーを購入。

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アイマスクと耳栓はテントでも使う。特に耳栓は必須。風や雨の音、結構うるさいので。

アイマスクについては、登山中は朝は日が登る前に行動開始するが、まだ明るい18時ぐらいから寝たりもするので、そういうときあると便利。

小分けのバッグは、SEA TO SUMMITのウルトラシルデイパック。20Lで72g。クライミングのときにギアを小分けにして移動するときとかに使っているけど、チェストベルトでも付ければ十分アタックザックになるかも。今回1日目,2日目はテント設営してからの山頂往復あるのでチェストベルト買って、アタックザックとして試してみようかな。

それはそうと、同じ超軽量デイパックで防水のものがあるのを発見してしまった。

22L,110g。こっちのほうがいいな。買おう!

とだいたい装備の準備もできてきた。あとは来週の水曜か木曜あたりに全部きっちりパッキングするぞ。

今のところ水も入れてもだいたい総重量は15kg以下。夏だし、軽くて嬉しいが、とはいえ、久しぶりなのできついかも。身体能力自体はあがっていると思うけれども。
頑張ろう。





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