椎間板ヘルニア発症、人生初めての入院
こういう記事を書いておいてあれだが・・・
(一応、5月の頭までは順調にダイエット成功していました)
ヘルニア発症しました。
深夜に救急搬送され自衛隊中央病院に人生初めての入院。
年末からずっと腰の痛みがあったけど、GWの大峯奥駈道の疲労もあり、そのあと十分休んだつもりだったけど、発症前日もジムでウエイトしたりしてたので、40過ぎて頑張り過ぎたのかなぁ。もっと頑張って鍛えていかないと人生で行きたいルートに挑戦できなくなってしまうと思って不安もあるが。
5/9(木) 痛みの発症
5/9の木曜日。朝おきて、左のお尻あたりとかが張ってるなぁと思って湿布を貼る。前日スクワットもしてたので、まぁ通常通りの反応の範囲。
小学校に行く子供と一緒に家を出て、自転車で会社に移動。
会社についたあと、かなり左足の付け根が痛く、歩くのが辛い。頑張れば歩けるが、脂汗がでる。
打ち合わせや面接などで社内でも移動が必要だったが、何かにつかまりながらなんとかする。どんどん悪化していく。
お昼にはただ事ではないと思い、この日の夜ドクターストレッチに行く予定だったがキャンセルし、行きつけの整体に変更。土曜日に山手クリニック(スポーツ系に強い整形外科)の予約を入れる。
まっすぐに立てない、腰を伸ばせない感じ。腰を伸ばすと左足の前側の付け根が激しく痛む。お尻あたりも痛む。
なんとか仕事を終え、20時退社。歩くことも自転車に乗ることもできないので、タクシーを呼んで整体へ。先生に90分ほど処置してもらう。ましになって、傘を杖がわりになんとか家まで歩いて帰れるぐらいに回復(?)。
家に帰ってから、ソファーに座ってテレビをつけ、水曜日のダウンタウンの録画を見て、風呂に入る。筋肉が固まって左足全体が攣ったようになってるので風呂でほぐす。伸ばしたり揉んだりする。家に帰ってからは登山用のストックを杖がわりにして移動してた。
そこから焼酎を200mlだけ飲んでから、寝ようとするが、眠る体制が作れない。足を伸ばすと痛いのはわかってたので、寝室には行かず、ソファーの背もたれを使って姿勢とれないかと試行錯誤するが、激しく痛む。風呂で揉んだりしたのが悪かったのか、どんどん痛みが増し、ソファに座ることもできなくなる。左腰から下が全部痛い。
床で、もんどりうったり、痛みで叫び声あげたりしてたところ、寝ていた嫁が起きてきて僕のおかしな様子をみて、救急車を呼ぶか相談する番号に電話し相談して、結局、24:30頃救急車で運ばれて、自衛隊中央病院へ搬送される。
搬送後、ベッドへの移動や、どうしたら痛いかとなど調べるのに先生が足を動かすしたりすると叫び声が出る。点滴で強力な痛み止め?麻酔?をいれてもらい、ようやく落ち着く。というか寝る。
普通にベッドには寝れないのだが、さすが病院のベッド、電動でウイーンって動いて、腰も膝も曲げたまま眠れる体勢に。
入院1日目(金)
夜はどこで寝てたのかもよくわからないが、ナースセンターのすぐ脇にある部屋のベッドで寝ていたようだ。なんていうんだろう、緊急の場合にすぐ対応できるようにある部屋かな。トイレもカーテンの仕切りしかなくてすぐに行けるようになっていた。
麻酔?がよく聞いて、起きた後も自力で1m先のトイレには行けた。が勝手に行ってたら看護婦さんに「呼んでください」と怒られた。
その後、朝食後かな、忘れたけど。病棟の病室に移動。車椅子を借り、ベッドから自分で病棟内を移動できるようになった。
嫁が着替えや諸々を持ってきてくれた。
整形外科でレントゲンを撮る。レントゲン、立っていないといけなかったのだが、地獄の痛み。だが、特に異常なしとのこと。
CTやMRIをとらないとわからないなぁと先生がおっしゃるも、足を伸ばして横になれないので無理。ヘルニアなどの可能性もあるがなんとも言えない。
この時点では、左足全体がひたすらに痛く、とにかく伸ばせない。症状としては本当に全ての筋肉が攣っているような感じ。
緊急の先生は、筋膜を痛めたのではないか、筋膜痛めるとかなり痛いしと言っている。
どうにも月曜までに退院できそうにもないので、Slackで会社や関係者に連絡して打ち合わせ等の予定をずらしてもらう。
この時点で入院の書類に書かれた入院理由の症状は筋肉痛だった。
まぁ筋肉が痛いのは間違いないのだけど。
入院2,3日目(土・日)
入院2,3日目は土日で、病院自体、あまり動いていない様子。診察なども特になく巡回があるだけで進展なし。
基本的に痛み止めを飲んで寝ているだけ。
金曜日はほとんどの時間寝ていたが、痛み止めにも耐性が出てきたのか、持ってきてもらったMacで大峯奥駈道の山行記録を書いたり写真を整理したり。嫁と子供が面会に来てくれたので一緒にボードゲームをしたりなどした。
自衛隊中央病院は、売店に自衛隊グッズがいろいろ売ってた。裁縫セット、山用に買った。迷彩化粧セットとかもちょっと欲しかったけど、まぁ使わないなぁ。
入院4日目(月)
午前中で退院することになったので、朝から診察や薬の処方、いろいろ手続きをする。
5/31に自衛隊中央病院でのMRIの予約もした。(この時はそんな先にしか予約取れなくて不満だったのだが・・・結果この時まだ痛くて撮れなかった。すみません)
車椅子がないと何もできないので、車椅子を手配。自衛隊中央病院では貸し出しをしてないとのことだったので、ネットで検索してダスキン・ヘルスレントに当たるも当日っていうのは難しいらしい。さらに調べると実は世田谷区が貸し出しをしていて、「まちづくりセンター」で借りれるらしい。三茶のは在庫がなかったが、別の近所のにはあったので、嫁に迎えに来てもらうついでに借りてきてもらう。
家族がいるのは本当に助かった。何と言っても初めての入院。一人じゃ何もできない状態での緊急搬送だったし。
昼過ぎに退院し、その後、Slackで打ち合わせなどをしつつ、痛みと格闘しながら仕事。
この時点で、ヘルニアとは思っておらず、筋肉系の問題だと思っていたため、夜整体に行った。が、とても痛かった。
そして、この時、手動の車椅子で外の道を移動するのがかなり厳しいことを知った。三茶の駅まで行くのも難しい。ちょっとした道の傾きで、車椅子がそっちに向かって落ちていくし、茶沢通り程度の坂を登るのもなかなかにしんどい。手動の車椅子は、介助者に押してもらうか建物の中で使うものだということに今更気づく。
トリガー鍼灸
火曜は会社に車椅子で行こうと思ったが雨だったので、自宅作業。
手動の車椅子で自力で会社に行けると思っていたが全然無理だったので、水・木・金は、車椅子を車に積んで嫁に送り迎えをしてもらう or タクシーで会社や打ち合わせ場所へ移動。
5/18(土)、さとなおさんが心配してくれてトリガー鍼灸の小池先生を紹介してくれたので、治療に伺う。
ちなみにさとなおさんの場合の小池先生の治療談はこちら。
治療前に、小池先生から、「筋肉系・筋膜の痛み、あと坐骨神経痛であればだいぶ楽になると思うが、ヘルニアだとこの鍼だと治せない。話を聞く限りでは、ヘルニアっぽいが、それだけでなく、ぎっくり腰的なものも併発しているように思うので、効果はあると思う」との話。
トリガー鍼灸の鍼自体が割と痛い。残念ながら、さとなおさんの事例のように劇的に痛みが緩和するということはなかったが、終わった後は割と歩けるようになってた。とはいえ、50mも歩くと激痛。
ただ、この後の1週間でかなり楽になったので、今となっては小池先生の治療の効果があったと思っている。
さて、小池先生のヘルニアではないかという話を受けて、ヘルニアのお医者さんを探し始めた。
すると二子玉に出沢明PEDクリニックという医院があり、いろいろ記事を読むと最新のPED手術を開発した先生で、この分野の専門医として第一人者とのこと。藁をもすがるつもりで診察の申し込みをしたが、最短で診察を受けれるのが6/9。まぁMRIも5月末で、それまではヘルニアかどうかも確定しないしということでとりあえず予約して待つことに。
電動車椅子 Whill GET!!
せっかく世田谷区が貸してくれた車椅子だが、一人で移動するのは厳しく、娘は喜んで押してくれるけど、嫁にも車で送ってもらったりなど、周辺への負担も大きいので電動車椅子を借りることにした。
探してたら、なぜかメガネのパリミキがWhillというおしゃれ電動車椅子を月に9900円で貸し出しのキャンペーンをしているのを発見(現在は終了)。早速申し込む。(Whill自体は実はダスキンでもレンタルしているのを知ってはいて問い合わせしたが、ダスキンでは介護保険適用者にしか貸し出ししてないとのことで借りれなかった)
月曜日(5/20)にメールで問い合わせをして、スムーズに対応していただき、金曜日(5/24)の朝には自宅にWhillを届けていただいた。操作の説明なども丁寧に教えていただき、その日はWhillに乗って駒沢の会社に出勤。
ちなみにこの週の木曜発売のモーニングの島耕作で、ゴルフで骨折した島耕作がWhillを使ってる描写がされていた。(ロゴも車椅子のデザインもWhillまんまなんだけど、なぜかそれを作ったのは島耕作の同期かなんかの人になっていて、Whillの名前が一切出てこないという不思議な扱い方だったが・・)
Whillは満充電で16km移動でき、最大速度は時速6km。
会社まで4.5kmぐらいなので45-50分ほどかかるが、一人で移動できるのはありがたい。会社への往復だけなら満充電なら問題ないが、一応予備バッテリーを追加で借りたので、さらに寄り道も可能。
渋谷の打ち合わせにもWhillで行きたいと画策しているが、まだチャレンジしていない。
自転車で通っていたのに比べると通勤時間がえらく増えてはいるが、今は、Whillで駒沢公園を通って会社に通っている。
最近は、audibleでレイモンド・チャンドラーの「高い窓」を聴きながら移動していて、そんなに無駄に時間を使っている感じではない。
audible、仕事しながら聴くのにいいかなぁと思ったけど、仕事しながらだと全く頭に入ってこないので、移動しながら聴くのが良いようだ。
ちなみに、この時期、全体的な痛みはだいぶ引いており、歩いたりしばらく立っていたりすると、なぜか左脛に集中して痛みが出る状態になっていた。筋膜や筋肉の問題ではなく神経の問題だと自分でも確信を持つようにはなってきた。椎間板ヘルニアか腰部脊柱管狭窄症だろうなと。
MRI - 1回目
5/31(金)、自衛隊中央病院で予約していたMRI。
これでやっと原因がわかるはず、と期待して臨んだのだが、残念な結果に。
痛みも緩和してきていたし、50mぐらいなら歩けるぐらいにはなっていたのだが、MRIでの痛みに耐えられなかった。
技師の方も姿勢を調整しながら何回かチャレンジしていただいたのだが、結局ちゃんとした撮影はできず。
MRIの背中に当たる板などがソファとかよりは固く圧迫されるというのもあるし、クッション的なのを敷いても時間が経つごとに痛みが増す。科学的にありえるのかわからないが個人的な感覚ではMRIが磁力を発するタイミングか、カンカン音がなる音の響きかわからないが、とにかくそれらが響いて神経に干渉して激痛を生み出しているような気がしてならなかった。
というわけで5/31のMRIでは結果、何も得ることがなかった。そして週明けの診察へ。
MRI - 2回目
6/3(月)、自衛隊中央病院、整形外科での診察だが、MRI撮れてないので、わからないよねと。
MRI撮らないと話にならないが、自衛隊中央病院だと2ヶ月ぐらいMRI予約埋まっているらしく、外部のMEDICAL SCANINGでMRI撮れるか確認してもらい、その日撮ることに。
無策で向かっても痛みに耐えられないので、自衛隊中央病院でブロック注射をしてもらってから移動。
ブロック注射、かなり効いて、普通に歩く分には全く痛まないぐらいだったがMRIはやはりきつかった。クソ痛かったけど、今回はなんとか耐えた。
同じような状況になったらナースさんにできるだけ細かく残り時間を知らせてくれというのが重要だと思う。それで耐えきれるかかなり影響を受けると思う。
今回残り6分ぐらいでコールが途絶えてしまったのだけど、結構ギリギリだった。ナースコール押す寸前ぐらいだった。
症状確定
無事MRIが撮れ、私は打ち合わせもあり会社に。
2時間後、嫁にMEDICAL SCANINGの診断結果とMRIのデータを受け取りに行ってもらう。
夜、家に帰ってから、こっそり中を見てみたら、
・ 変形性腰椎症
・ 腰部脊柱管狭窄症
・ 腰椎椎間板ヘルニア
となっていた。3つも書いてある。
翌日、自衛隊中央病院でデータを提出して、診察。
4番と5番の間の椎間板ヘルニアとのこと。絶対手術しないといけない状態ではなく、保存療法を勧められる。完治には3,4ヶ月かかるであろうとのこと。
私としては早く山登れて、確度高く治せる方法(登山中に再発とかなったら困るし)を選びたいのであるが・・・
自衛隊中央病院ではPED手術はできないらしく、今後の展開は、日曜日の出沢明PEDクリニックでの診断待ちになる。もしPED手術することになっても3ヶ月待ちだったら保存療法と変わらないし。
体質改善 - 振り出しに
大峯奥駈道で筋肉は落ちてしまったが、非常に順調に体質改善できていたのだが、ヘルニア発症からあっという間に戻ってしまった。
ほとんど1月、ろくに歩くこともできていなかいので、仕方ないが。
こうなると食事の制限などもなんかどうでもいい気分になってしまって、お菓子を食べたりしてしまっているが・・不貞腐れないように気をつけたい。
スクワットは難しいが、プランクやゴムチューブ使ったラットプルダウン 、ハンドグリップなどはできるので、筋肉落ちすぎないようにしないと。
特に足だけど、ヘルニア悪化させずに歩く・走る筋肉を鍛える方法ないかなぁ。
(追記)
ヘルニア発症から一年半。治ったあとから体の鍛え方への意識が変わり、ヘルニア発症前よりパワーアップして登山もクライミングも頑張ってます!
登山紀行とクライミングの記録はこちら。
https://note.com/htohsaki/m/m0b319767f839
https://note.com/htohsaki/m/mefbab264e7c0