御岳ボルダリング #05 白狐岩と水の詩岩 (2020.10.26) 3級クラシック課題二つクリア!
天気がずっと悪く前回から1ヶ月半空いてしまったが、早朝エクストリーム出社ボルダーで御岳へ。
(前回)
忍者返しの岩エリア
今回は Rock & Snow 89号の3級&3段名課題で紹介されていた白狐岩の「マントライク」と水の詩岩の「水の詩」をやろうと思って、忍者返しの岩エリアへ。このエリアは今回初めて。
有名な1級課題「忍者返し」があるエリアだが、「忍者返し」はチッピングされてしまい、挑戦するか悩ましい課題になっている。1級挑戦できる力量になったら挑戦するか改めて考えようと思っている。
御岳トンネルの右側にトンネルの照明制御の箱があり、
そこに川に降りる道がついている。
トンネルは一応歩道があるが、狭いしガードレールはない。でかいクッションを背負っているとトラックが通ったときに風で煽られるので要注意。
降りきるとすぐにあるのが水の詩(うた)岩。水の詩のプレートが岩に埋め込まれている。
初めてのエリアなのでウロウロしてみる。
「水の詩」よりは「マントライク」のほうがとっつきやすそうなので、白狐岩を探す。
こちらが忍者返しの岩。早朝なので誰もいない。
キョロキョロしながら白狐岩を探すと、忍者返しの岩のすぐ隣にあった。
今回はメインマット2つ。
白狐岩 5級 (a)
気温10度で少し寒いので、もも上げしたりして体温めつつ、まずは5級の課題にトライ。2度ほど登って指をならす。
白狐岩 マントライク 3級
ロクスノの紹介文は
同じく開拓初期の名クラシック課題。由来は当時の記録に「主要なムーブは左手のマントリングから右手のボウルダーライクに移る内容」とあるが、ちょっと意味がわからない。
と書かれている。登ったあとも確かに意味がわからない。
この凹部から上にあがる課題が、マントライク。
トポには書いてないが、ピンクの×をつけたガバはどうやら使用禁止らしい。最初使って登ったら簡単過ぎた。5級ぐらいになる。
使わずに何度かトライし直してクリア。
右手のピンチのホールドはギザギザで容赦なく指を削ってくる。この動画だと上の方を持ち直しているけど、下のほうを握ったままの方がいいかもしれない。変に指がかかると痛くてつらい。このピンチ持ちのあと、つらい体勢で体を上げてのリップ取りが核心。リップ取れればもう落ちることはない。
無事クリアできたので、撤収して水の詩岩に移動。
水の詩岩 水の詩 3級
ロクスノの紹介文は
やはり開拓初期の名クラシック課題。背後の岩がなかなかの緊張感を生んでいる。
他にも調べると、御岳3級 最恐課題とか、足折った人いるとか、怖い情報が出てくる。5mぐらいあるハイボルダー、登るときの背面にでかい岩があり、マントルに失敗して背中側から落ちると下手すると、背面の岩に頭を強打したりする可能性がある。マントル時は細心の注意が必要。後頭部への怖さがあるので、ヘルメットでもしたら少しは怖さが紛れるかもしれない。
パワーはそれほどいらずバランス系の課題ではある。マントル時は恐怖心で前腕がパンパンになったけど。高身長有利。
身長がないとスタート直後も難しいかもしれないけど、やっぱり核心はマントル。持ち手もフットスタンスもあるけど恐怖心が一番の敵だと思う。
スタートこんな感じ。メインマット2枚。ソロなので後ろの岩へのケアは気をつけて配置した。
(別アングルから)
4トライぐらいで完登。マントルまでは2トライで進めたけど、怖いのでフットスタンスを確認したり、落ちた感じの確認で、体上げて無理せずに体勢制御できるように落ちるとかをしてから、最終トライにつなげた。
それでもマントル怖くて膝から入ってしまっている。よろしくない・・
(水の詩のプレート。何が書いてあるかわからない)
いつもならクリアできた課題は直後にもう一度登っておくのだけど、今回は怖かったのでもうこれで撤収。
課題の下部を共有して右に抜けていく水の詩(2級)というのもあるのだが、いまいちルートがわからなかった。トライする人が少ないのか上部だいぶ苔生えてるし・・・
撤収時に忍者返しの岩に同じくソロのボルダラーが現れただけで、貸切だった。
来週も朝練行けそう、やはり冬になってきて乾燥してきて登りやすい。
次回はとけたソフトクリーム岩周辺に戻って、キックマントル(3級)とSD(3級)、滑り台岩トラバース(3級)、オーストラリア岩あたりの課題をクリアしたい。
御岳も初めて訪問してから、まだ3ヶ月ちょい。最初のときに4級クリアでいっぱいいっぱいだったのを思うと、まぁ成長しているのかなぁ。
来週はPUMP2で某氏とリードもやる予定だし、楽しみだ。