#クリスマス
ふがいない僕が捧げるメリークリスマス
※。.:*:・'°☆
書きかけの小説が、腕のなかで暗がりに横たえている。渡せなかった一節は、時間に託つけて踏み出さなかった罰なのだと云わんばかりに素知らぬ顔してクリスマスイブの聖歌を歌っていた。完璧なきみには似合わないほど不恰好で、不器用すぎる僕の物語を、きみは知るよしもない。
※。.:*:・'°☆
『しゃんしゃんという音は、トナカイの足音だと思っていた。』
デスクライトのオレンジ色が
※。.:*:・'°☆
書きかけの小説が、腕のなかで暗がりに横たえている。渡せなかった一節は、時間に託つけて踏み出さなかった罰なのだと云わんばかりに素知らぬ顔してクリスマスイブの聖歌を歌っていた。完璧なきみには似合わないほど不恰好で、不器用すぎる僕の物語を、きみは知るよしもない。
※。.:*:・'°☆
『しゃんしゃんという音は、トナカイの足音だと思っていた。』
デスクライトのオレンジ色が