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ボカロ選びのポイント3選

私がボカロを触り始めたのはおよそ8年前。

そのころはVOCALOID2が全盛期だった直後で、VOCALOID3がちょうど出始めたころでした。これらは、簡単に言うとボカロの編集ソフト、バージョンの違いのような感じです。
VOCALOID3は、2に比べてなめらかに歌えるようになったのが大きな特徴で、2に比べて「不自然な箇所」が軽減されました。ですので、ベタ打ちでもそれまで以上になめらかにつないでくれるよう、自動で調整してくれるというのが「3」です。ありがたい。
ちなみに、初めて使ったのはVY1の体験版でしたが、これは「3」で編集する形での体験版でしたので、ベタ打ちで結構ななめらかさでした。そこで「え!すごいじゃん!」と思ってのめり込んだのです…。
その後ほかの体験版も試してから、どの正規版を買おうかなと検討をする際にVOCALOID2を用いた音声ライブラリも試したのですが、これはかなりの技術を要すると思いましたね…。

そこからさらに進化して、今ではVOCALOID5が出ています。(ちなみに私は今「4」を使っています。)
ですので、以前よりなめらかに歌えるようになっているはずです。
ところが、いくつか音声ライブラリを試しているうちに、ベタ打ちで耐えられる音声とそうでない音声があることに気づきました。
これから「ボカロを買うぞ!」という方は、ベタ打ちでも大丈夫なタイプとそうでないタイプがいるということを知っておいてもらいたいかなと思います。そのうえで、好きなボカロを選んで、かわいがってやってください。

ボカロ選びのポイント

個人的なボカロ選びのポイントをお話しします。

①クセが強くないこと

具体的には、【独特な発音をしない】ということです。
私は例えば、アタックが強すぎるものは選ばないようにしています。アタックが強すぎると、長い音に伸ばすときに変な伸びかたをするなぁと個人的に思ったからです。
また、ボカロによっては、子音の発音が独特な子もいます。

②明るい声質であること

口を大きく開けたような、明るい声質を持っていると歌わせやすいです。
いくつかボカロを試した中で、こもったような声質だったり、いわゆる「クール系」のサラッとした声を出すボカロは、歌わせたときに音がはっきり聞こえなかったり表情が暗過ぎることがありました。
なので、明るい声質のボカロを選んでいます。

③自分が歌わせたいジャンルの曲に合っていること

②で明るい声質を選びます、と書きましたが、曲のジャンルによっては明るい声質が合わない場合もあります。例えばクワイア系(聖歌、合掌)や、ケルト音楽(民族楽曲)などは、個人的にはIAがよく合うなぁと思っていて…

これなんかはピッタリだったし、

これはコーラスがクワイアなので、動画ではVY1が歌っていますが、IAでも良かったなぁと思っています。

どういったジャンルを歌わせたいかで変わってくると思います。
カバーメインで使うなら、あらかじめどんな歌を歌わせたいかリストアップして、自分の好きなジャンルを絞っておいてもいいかもしれません。
また、自分の作った曲を歌わせるのであれば、どんな曲を作る傾向にあるのか、自己分析をしておくといいと思います。

まとめ

最初にも書きましたが、最終的には「この子が好きだな〜」というインスピレーションを大事にして、そして選んだらぜひ可愛がってあげてください。
ボカロPの中には、自分の娘・息子のように可愛がっている方もいらっしゃいます、ていうか大半がそうです。
自分がこう歌わせたいな!という思いに必ず答えてくれるはずです。

これからボカロ買おうかな〜と思っている方の参考になれば嬉しいです。

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