はじめての英語プレゼン(Blogにも書いたこと)

英語が第二外国語の日本人にとって「はじめての英語プレゼン」は誰もが怖れと緊張を感じるものです。私も約10年前にその感覚を覚えたことを、今でもハッキリと記憶しています。

今回は、はじめての英語プレゼンを成功させた取り組みにつき、簡単に振り返ってみたいと思います。

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年末のブログにも書いたように、私は社会人序盤から中盤に掛けてある程度勉強してきました。内容は以下のブログをご覧ください。

「Diary:スぺトレで培った日々- 12月31日に思う: 英語に「100万回」触れよう! (seesaa.net)」

勉強に駆り立てた、影響を与えてくれた一人が、サッカー元日本代表の中田英寿さんです。

海外選手と伍して戦う姿はさることながら、その卓越した語学力に魅了されたものです。
私にとって未知のイタリア語を操る姿については、そのレベル感は想像し難い領域でしたが、彼のキャリアの最後となるイングランド・プレミアリーグのボルトンへ移籍した際の入団会見の場で、通訳なしで英語で対応する姿に感銘したものです。

私と比べてわずか2歳年上の彼が、イタリア語に加えて英語も不自由なく話す姿に影響を受け、私自身海外で活躍することを想像しながら「必ず海外赴任する」ことを心に誓い、ひとつの目標として仕事に取り組んできたことは間違いありません。

その目標の実現達成までの過程に、今回のテーマである「はじめての英語プレゼン」の機会が訪れました。

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その機会は、欧米諸国から10名は集まったであろう外国人を前にして(日本人も10人ほど居て、計20人)、ある保険事故、つまりは、損害保険の対象となる事故の発生に至るメカニズムを説明するものでした。

正直そんなに準備時間もなく、猶予期間は数日間でしたが、その短期間で私が取り組んだことは、主に以下の3つでした。

 ①. プレゼンで伝える目的を明確にし、まずは日本語でストーリーを考える
 ②. ①で考えたストーリーを、英語に置き換えて文章化する
 ③. ②で作成した文章をすべて記憶する

①はプレゼンの基本であり、②は一定英語力があれば難しくありませんが、ポイントは③です。

英語が話せない自分にとって、以前より頻繁に使用していた教材が「瞬間英作文トレーニング」でした。この本を使ったトレーニングを通して「表現のストック」の乏しさを感じていたからこそ、プレゼンで話す内容を「すべて覚える」荒技を実践する思いに至りました。(当該教材は、おすすめ書籍でも取り上げさせていただきましたので、以下の Column をご覧ください)

「Column:おすすめ書籍 1: 英語に「100万回」触れよう! (seesaa.net)」

プレゼン本番まで時間がない中、早々に「すべて覚える」戦略に舵を切り、文字通りすべて覚えました。たまたま、土日が挟まれていたスケジュール感だったため、休日はほぼ1日潰してすべて覚えました。わずか15分あまりのプレゼンでしたが、完璧に覚えるために、何度も声に出して反芻しました。

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迎えた本番当日の出来は、自己採点で75点ほど..

やはり本番では、伝えたいことを100%伝えきれなかったことと、質疑応答で瞬時に的を射た回答が出来なかったことで、力のなさを痛感したことを今でも覚えています。

あれからおよそ10年の月日が経ち、その間、何度も訪れる英語プレゼンの機会では当初ほど怖れと緊張を感じることはありません。準備に時間を費やす強度も、当初ほどではありません。今振り返ると、たった15分ほどのプレゼン内容でも「すべてを覚えた」経験は確実に血肉化され、表現のストックとして、また表現の幅を広がるきっかけとして、英語力向上に結び付いているような気がします。

今でも毎日英語に触れ続けていることで、当初と比べるまでもないほど確実に力がついていることは間違いないのでしょうが、あの時、伝えることに必死で、英語に向き合った「熱」みたいな原動力をふと思い出して、今回のテーマでブログアップしてみようと思いました。

スティーブ・ジョブズがおっしゃった名言は、その通りだとしみじみ感じています。

You cannot connect the dots looking forward, you can only connect them looking backwards.

-Hiro

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