0026_痴漢冤罪対策バイブル by note_当番弁護士、私選弁護士
【痴漢冤罪事件でありがちなケース・情景】
あなたは通勤途上に、駅で痴漢にまちがわれました。
あれよあれよという間に、あなたはパトカーで警察署に連行されました。
取調室の中は、冷たい蛍光灯の光が机の上を照らしています。
「正直に話した方がいい。状況はわかっているだろう?」
目の前の警察官の鋭い視線があなたに注がれています。
警察官は、言葉を替えてあなたに次々と質問を投げかけます。
あなたの回答はどんどん曖昧になっていきます。
あなたの意識はぼんやりと別のほうへ向かいます。
(家族は心配しているだろうな・・・。
職場はどうなっているだろう・・・。
このまま解放されなければ、どうなるんだろう・・・。
職場にも戻れないかもしれない・・・。
家族の生活も崩壊するかもしれない・・・)
これからの人生が全て失われる可能性が現実味を帯びてきます。
「あの・・・弁護士って呼べますか?」
あなたは、ためらいがちに切り出しました。
残念なことに、あなたは、おかれている状況や自分の権利について何も知らないために、このような聞き方になってしまうのです。
「は? 弁護士? 誰が呼ぶって?」
「あ、いえ、終わってからにします。すみません・・・」
「まだまだ、終わらないよ。あなたが正直に話してくれるまで続くよ」
【疑問・質問・不安】
家のローン、子どもたちの教育資金・・・全てのカネかき集めて、親から借りてでも、弁護士費用払うから、一刻も早くこの状況を終わらせてもらうよう、弁護士に頼みたい。
<弁護士畑中鐵丸の助言・アドバイス・御指南>
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