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0021_痴漢冤罪対策バイブル by note_取り調べの沼
【痴漢冤罪事件でありがちなケース・情景】
あなたは痴漢にまちがわれ、警察署に連行され、取り調べがはじまりました。
名前、住所、家族、連絡先、勤務先を聞かれ、あなたは素直に応じました。
そして、取り調べはすすみます。
「その女性を知っていますか? それとも知りませんか?」
「私は朝いつも同じ電車に乗っていて、その女性も同じ電車というくらいは知っています」
「あなたは、さっき、知らないと答えましたよね? ウソをついたということですか?」
「いえ。そうじゃなくて、知り合いという意味では知らない、ということで、毎日見かける程度には知っている、ということで・・・」
どうも話がずれていくようで、あなたの伝えたいことが、目の前の警察官に伝わりません。
あなたが話せば話すほど警察官は沈黙し、その沈黙に追い詰められていくような、そんな感じなのです。
あなたは、のどがカラカラに乾き、声がかすれてきました。
話が行きつ戻りつするなかで、あなたは頷いたり、首を振ったりしますが、ある瞬間、警察官がぴしっと言いました。
「声に出して答えてください」
それを機に、あなたは、警察官に求められている内容が、なんとなくわかるようになっていき、期待に応えるような内容に寄せて話をするようになりました。
この時間が永遠に続くように思われたころ、やおら、
「では、あなたの供述を読み上げるから確認してください」
と言われました。
全神経を集中させるように聞くと、あなたが痴漢をした、と述べられています。
「これで間違いありませんか」
【疑問・質問・不安】
「間違いありません」
と言って、供述書にサインし右手の人差し指で指印を押せば、解放されるでしょう。
でも、そうしたら、妻や子ども・・・特に子どもの将来、いろんなことに、一生ついてまわるんじゃないでしょうか・・・
<弁護士畑中鐵丸の助言・アドバイス・御指南>
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