0027_痴漢冤罪対策バイブル by note_当番弁護士、私選弁護士その2
【痴漢冤罪事件でありがちなケース・情景】
あなたは通勤途上に、駅で痴漢にまちがわれました。
あれよあれよという間に、あなたはパトカーで警察署に連行されました。
取調室では、警察官はあなたに次々と質問を投げかけます。
あなたは自分の知っている限りの事実を答えますが、警察官は、間髪入れず、言葉を替えて質問を繰り返します。
質問はすべて、あなたが痴漢をした犯人であることが前提です。
あなたの回答はどんどん曖昧になっていきます。
供述調書が読み上げられました。
最初は怒りと戸惑いでしかなかったあなたの気持ちは、不安や恐怖に変わります。
これからの人生が全て失われる可能性が現実味を帯びてきたたように感じたからです。
(家にあるカネをかき集めてでも、弁護士を頼むしかない・・・)
「あの・・・弁護士って呼べますか?」
あなたは、ためらいがちに切り出しました。
「弁護士? あなた、まだ、供述調書に署名していませんよ」
ここで、折れずに、しつこく弁護士を呼ぶよう食い下がればよかったのですが、あなたは遠慮がちにこのように答えてしまいました。
「あ、でしたら、終わってからにします。すみません・・・」
【疑問・質問・不安】
弁護士をつけてもらいたい・・・。
<弁護士畑中鐵丸の助言・アドバイス・御指南>
ここから先は
795字
¥ 1,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?