Bokeh#3(12.画角について)
1.はじめに
2.カメラのパラメータについて
3.ボケについて
4.シャッターについて
5.ISO値について
6.色に関するあれこれ
7.ホワイトバランスに関するあれこれ
8.照明について
9.デジカメには何万画素が必要か
10.フルサイズがほんとに偉いのか
11.ブレについて
12.画角について
いつもぼんやりと、広角は歪むから、人の顔はできるだけ中心にと思ってとってるのだけど、どのくらい歪むのかを考えてみた。そして意外なことに、同じ距離から撮った広角レンズと望遠レンズの写真は、中心をトリミングすれば同じといこうことが、発見だった。
対角画角(度)=ATAN((撮像素子(対角線) /(焦点距離×2))×2
こうしてみると、フルサイズでも85mm以上のレンズでのゆがみは少なく、135mm以上でほとんど歪まないことがわかる。
(1)大きく撮るということ
被写体を大きく撮るには、二つ方法がある一つは、焦点距離の大きなレンズを使う事と被写体に近づく事。
実際に撮影することを考えてみると野鳥を画面いっぱいに撮りたいから言って、好きなだけ野鳥に近寄って撮るわけにはいかないので、大きな焦点距離でバズーカのようなレンズを持ち出すことになる。
逆に言うと、被写体に自由に近づけるポートレートであれば、むしろ近づいて撮る方がよい場合はが多い。ただし、ここで、障害となるのが、最短焦点距離という制約である。例えば、以下の5本のレンズで一番大きく撮ることができるのは、85mmである。ちなみに、最大撮影倍率が0.5倍以上のものをハーフマクロレンズ、1倍を超えるとマクロレンズといわれる。
(2)トリミングの可能性(作成中)
かつてトリミングは、画質の低下や、そもそも、現像の手間を考え避けるべきと扱われてきたが、最近の高画素化や、画像ツールの進化で手軽に可能になってきた。