R5Mark2のボタンカスタマイズについて

ようやく予約していたEOS R5Mark2(以降R52)が届いたので、とりあえず旧R5のボタンカスタマイズを踏襲して、撮影してみたのだけれど、何やら動作が不安定なので、いろいろカスタマイズしてみた。なお、これが最適解ではないし、もっと良い方法はあるはずで、迷子中。

(1)ボタンカスタマイズのポイント

 基本的に、あまりボタンのカスタマイズはしないのだけれど、ミラーレスにしてから、カメラを変えるたびに登録する機能がある。
 それが、瞳AFとスポットAFの切り替えだ。
 ポートレートを中心に撮影しているので、撮影の95%以上は瞳AFでの撮影になる。少なくともSONYとキヤノンで撮影していて、瞳AFに不便を感じた事はない。
 それでも、何枚かは瞳以外の場所にフォーカスしたいこともある。そんな時は、スポットAFに切り替えたいのだけれど、この切り替えをスムーズに行うためにボタンのカスタマイズが必要になる。

(2)具体的なボタンカスタマイズ

 設定するキー:AF-ON
 設定機能:登録AF機能に切り替え
 詳細設定:AFエリア=スポット1点AF/検出する被写体=off

(3)撮影時の挙動

・AF-ONキーを押していない時
 シャッターを半押しすると、瞳AFでピントが合い、シャッターで撮影
・AF-ONキーを押している時
 シャッターを半押しで中央のスポット1点にピントが合い、シャッターで撮影

 一応これで、やりたい事はできたのだが、本来であれば中央のスポットではなく、任意のスポットを選択したいところだ。
 だが、右手の、人差し指はシャッターボタン親指はAF-ONボタンに取られていて、右手の指でマルチセレクターを操作出来ない。
 理想を言うとAF-ONボタンでなくマルチセレクターの中央ボタンに、上記の機能を割り当てたいが、それは出来ない仕様。
 ならば左手の指で押すことが可能なボタンに上記の機能を割り当て、右手の親指でマルチセレクターを操作する事を考えたが、左手の指で操作できるボタンで上記の機能が設定可能なのは、絞り込みボタンだけ(できればRATEにしたいが、なぜか設定できない)
・・・どうせ使わないボタンなので、設定しておくが、おそらく現場では使わない気がする・・・

(4)キヤノンのAFポイントに関する考察

 R52では、AFの測距ポイントを、スポット(マルチセレクター等で任意に指定)、瞳AF、視線入力の3つの方法(液晶をタッチする方法もあるが)で指定することができる。本来、この3つの指定方法は、共存し得ない。
 にも関わらず、3つが混在するとこが可能で、瞳>視線>スポットの優先順位があり、変更出来ない。つまり、フォーカスエリア内に瞳がある場合、視線を変えようとマルチセレクターでスポットを変えようと、AFは瞳に合ってしまう。
 この事は、R3のデモをCP+で体験した時にキヤノンの担当?には伝えたかったのだけど、上手く言語化出来なかったのを、覚えている。
 この3種の指定方法には、場合によってそれぞれの利点があり、ユーザーにとって選択肢が多いことは、もちろんありがたい。しかし、同時に必要な事はない機能で、切り替えを簡単にできるようにしてもらえるとありがたいのだか、ファームとかで対応願えないだろうか

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