New Zealand ひとり旅14日目
長らく長らく放置してしまってました。
半分以上続きを書くことを諦めかけていましたが、まだ書き残せてないことがあるので
もう一踏ん張り行きますよ。笑
Tekapo最終日は
ゆいちゃんに案内してもらう日。
と言っても、本当に湖と山と空しかないから
星空観測のガイドさんがちらっと話した
牧場?羊さんやブタさんにエサあげたりできるところを目指して朝11時、出発!
なんとなく聞いた道を進んだり
検索したりしてみたけれど
見つかるのはゴルフ場のみ。
羊さんとアルパカさんがちらほら。
非常に可愛い。
ここのことかなぁと思いながらも
エサを買うような場所というか
もはや人すらいなくてブタさんも居なくて
がっかり。諦めた。笑
ゆいちゃんは山登りが大好きで
毎日Mt.cookを登ってるらしいのですが
もうTekapoはそれしかする事ないから
一緒に登ろう!となりました(笑)
私は見ての通りインドア派で
山登りとか走るとか本当に苦手だったんですが
Aucklandで山に登りすぎて好きになってました。
登り始めは、普通の山道。
誰もが想像する山道。
ハイキングくらいのテンションで登れる
簡単な山やでー!って言われたけど、
全然そんなことないくらい結構しんどかった(笑)
半分くらい来たところで、
大事にしてたマフラーがないことに気づく。
14歳の頃、音楽に出逢った頃に
当時の大切なお姉ちゃんとお揃いにしたマフラー。
正直もう柔らかくもなんともない
ただの布になっていて、
もういい歳やから、手離そうかと
数年前から考えてはいたんですが
二度と戻ってこない想い出と決別する勇気がなくて、この年まで13年も使ってたの。
そんな重たい話はしてないけど
ゆいちゃんはすぐ「探しに行ったるわー!」
「山登るのは好きやけど降りるの嫌いやからちょうど練習しようと思ってたしー!」と言って
ぴゃーっと走ってくだっていってくれました。
私もゆっくり歩いて探しながらくだって
結構スタートに近いあたりで合流。
「1番下まで見たけどなかったわぁ」って。
まぁ、新しい何かを探しに来たこの場所で
失くしたなら悔いもないかなっと思って
潔く諦めました。
どっかの誰かが拾ってまた大事に
使ってくれてたりしたらいいのになぁ。
そういう訳で、改めてスタート。
そして、頂上。
ターコイズブルーが目の前に広がります。
山頂にはAstoro cafeってcafeがあって
そこのドレッドヘアのお兄さんがイケメンやねんって教えてもらいました(笑)
絶景を見ながら、ランチ。
結構寒かったけど、至福の時間でした。
ラテアートも天体に因んでたり、
この地域には七夕がありました。
これを見たときに初めて
七夕は日本の文化であること、
織姫と彦星には天気も時間も関係ないことに
気づきました。笑
日本が大雨でも、New Zealandは快晴だったり
日本が昼でもNew Zealandは夜だったり。
それでも、あのお話が語り継がれていくのは
なんともロマンですね。
日本みたいに笹に飾って燃やしたり流したり
そういう文化はなさそうでしたが、
木のボードに絵を描いて、釘をさして
そこに願い事を飾っていました。
私も今年はこの場所で短冊を書くことにしました。
ので、毎年七夕の日に歌いにいっていた
河内小阪には行きませんでした(笑)
くだりは同じ道を通るのではなく、
ゆいちゃんオススメの反対側をくだるコースを歩きました。
みんな山頂を目指してくるから
cafeで満足して来た道を帰ってしまいがちらしいのですが、実は実は、
その反対側にものすごい絶景が広がってました。
写真では伝わらんなぁーー。
言葉にもならんなぁぁぁ。
SF映画に出てきそうな、開放感のある場所。
なんしか 地球すげー!しか言葉が出てこない絶景だった。
どこまで行っても絶景でした。
下まで降りたら湖のすぐ側。
どこを歩いても、湖と氷山と広い空。
映画でしか見たことがないような場所が
実在するんだって感じれた事が本当に良かった。
山登り3時間くらいかなぁ。
たくさんゆいちゃんとお話しした。
いつ会っても酔っ払ってるから(笑)
こんな風に真面目な話というか
人間味が見える会話をしたのは初めてで。
自分の人生に責任を持っていて
自分の人生を彩る為に全力で生きていて
思ってた以上に素敵な人だった。
それだけの楽しみや目標を見つけれるだけでも
じゅーぶん凄いのに、そこに向かって
1分1秒無駄にしないというか。
情熱+行動=不可能を可能にする
というSEVENDAYSオーナー 古木祐介さんの
名言そのままの人だった。さすが元スタッフ。
夢を叶えていく彼女を見ていると
私もやったるぞおおおっと思えたり
今日も頑張るぞおおおっと思えたりしてます。
この日のディナー。
この後、テカポで調べたら必ず出てくる
星空のところ「善き羊飼いの教会」に
連れて行ってもらいました。
テカポに住む人たちが星空を守る努力を
しているにも関わらず、
ここは観光スポットになりすぎて
旅行者たちがバンバン車のライトを炊いていたり
スマホのライトをつけていたり。
この町では赤いライトを照らして歩くんだよ。
カメラの設定に時間かけすぎやし
おかげでこんなに美しい場所が消えてしまいそうだ。
なんとか、なんとか、
全員のライトが消えた瞬間を狙って撮れた1枚。
素晴らしき。
隣で撮影していた中国人女性たちに
どうやったら撮れんのー!?って聞かれて
拙い英語と拙い知識で頑張って教えたりして
そういう出逢いはとても嬉しかった。
私が撮ってたところの方がいいアングルだったから、最後譲ってあげた。
名前も何も知らないし暗闇だから顔も覚えてないけれど、彼女たちがいい写真撮れてるといいなぁ。
多分この為にいいカメラ買ってきたっぽかったし。
ゆいちゃんともバイバイしてから
宿の前の道で寝転がってもう少し写真を撮ってた。
綺麗な空だったなぁ。
肉眼でもこんなけの星が見えるのよ。
男は星の数ほどいるってよく言ったもんだ。
この星空見てたらなんだか安心したや。笑
私、1人じゃないなぁって思えた。
日本からこんなに離れた場所で
何不自由なく暮らせたんやもん。
どこでだって頑張れる気がした。
たまたまが重なって、こうして会えた友人が
何人もいてさ。
みんな私の為に色々と考えてもてなしてくれて
自分の甘さにも気づいたけど、それ以上に
人の優しさに気づけた2週間だった。