見出し画像

土木・建築界隈の方が一番楽しめる同人誌即売会、実はコミックマーケットではない説

どうも、はたはた@土木写真です。
2024/12/29~12/30に第105回コミックマーケットが開催されました。

年々、私の身の回りで『コミケ参加したよ~』という声が聞こえるようになってきました。さらに今回は土木界隈で初めてコミケの参加される方を1時間程度案内するという貴重な機会を頂きました。
『土木界隈の方からはこう見えるんだなぁ~』という気付きが沢山あり、大変学びになりました。

コロナ禍以降におけるコミケの開催体制がある程度整えられてきたので
この機会に土木・建築界隈の人でもコミックマーケットを楽しむことが出来るのか分析していきたいと思います。
何かの参考となれば幸いです。

※2024年12月時点の情報を基に作成しています。


1-1.本当にあなたが参加したい同人誌即売会はコミックマーケットなのか

早速、本当に
『コミックマーケット』に参加するべきか
という点について考えてみましょう。

私自身は、コロナ禍真っ只中の時(2022年夏)に初めて参加しました。
あの頃は、『めっちゃコミケ面白いじゃん、全人類におすすめしよ』と思っていましたが最近はコミケに対する解像度が上がって来たのか『合う合わないが結構出てきそうだな』と感じるようになってきました。

とりあえずコミックマーケットに参加してみようと推せなくなってしまった理由は複数あります。

①混雑が激しくなってしまった。

私がはじめて参加した2022年夏のコミックマーケットのときは、コロナ禍だったこともあり、入場者をかなり絞っていました。
しかし、コロナによる規制が解除された2023年以降は参加人数が増加。今では会場内は人でごった返しで移動するのも大変です。また、行き帰りの電車・バスも非常に混雑しており、乗車するのに数十分かかったという声も聞きます。

また近年の物価上昇に伴い、会場周辺のホテルの宿泊料がかなり上がってしまっているのもかなりネック。1万円以内で泊まるのはほぼ不可能という状態までなってしまいました。

②土木・建築界隈の書籍を探すのがかなり難しい。

無事に会場内に入れたとしても広すぎる会場内から土木・建築に関連する書籍を探すのは至難の業。
似たようなジャンルが近くに置かれるようにある程度配慮はされますが、土木・建築というジャンルがコミックマーケットの中で超マイナーなため、橋・トンネル・ダム・鉄道・道路に関する本が全く違う位置に配置されるのはいつものことです。同じ構造物でも写真本と解説本で全く違う位置に配置されてしまいます。地理や乗り物関係のジャンルなどで土木に関連する本を見つけることもあります。

▼『コミケで土木関連の書籍探すの難しすぎる問題』の詳細はこちらから。

③ネット配信、通信販売等も充実している。

『そうは言ってもコミケに行かないと雰囲気が楽しめない』と思う方もいるでしょう。しかし、今はインターネットが発達しているので実は家からコミックマーケットを楽しむことが出来ます。

例えば、ニコニコニュースさんはコミックマーケットの様子を配信しており、誰でも無料で見ることが出来ます。

▼最近はニコニコ生放送ではなく、Youtubeでも見ることが出来るようになり、敷居が下がりました。

また、コミックマーケットで販売後、通信販売してくださることもあります。メロンブックスやBooth、BASEなど同人誌を取り扱ってくださる書店・ネットショップで販売されていることがほとんどです。
販売手数料の関係でコミックマーケットよりもやや高い値段で売られている可能性があること、送料がかかる点に注意する必要がありますが1~2冊購入する程度ならばコミックマーケット会場までの交通費+入場料よりも安くつくケースがほとんどです。

▼地図ラーさんが2024冬に販売されていた川に関する本。
Baseというネットショップで販売されていました。
土木関連のお話もあって中々満足感のある書籍でした。

★コミックマーケットは誰におすすめ出来るイベント?

①お祭り気分を楽しみたい!

1日で10万人以上集まるイベントというのは全国最大級!
そのムードは現地に行かないと分からないものでしょう。
大混雑大歓迎!お盆、年末年始はゆっくり休むよりはっちゃけたい!という人にはピッタリのイベントとなるでしょう。

②Twitter大好き!ネットミーム、ニコニコ動画大好き!

コミックマーケット当日の様子やコミックマーケットで売られている商品を検索するなどX(旧Twitter)はかなり重要なアプリに位置付けられています。Xが絶対に必須という訳ではありませんが、あったほうがかなり快適に当日楽しむことが出来ます。

またX(旧Twitter)を使いこなしている参加者が多いためか、結構ネットミーム(インターネット上で大喜利として利用されているコンテンツ)をよく見かけます。知っているとより楽しめるかもしれません。
(ネットミームについて、事前の情報収集する必要ありません。知ってたら楽しめるというイメージで思っていただければ。)

③好奇心旺盛。どんなコンテンツにも興味あり!

土木・建築が超マイナーなジャンルになってしまうほどコミックマーケットには様々なジャンルの書籍が販売されています。
そのため、知りえない・考えたことも無いジャンルの書籍に出会い、夢中になって読んでしまうこともあります。
また、沢山あるコンテンツの中から土木・建築の本を発掘したときの感動も大きいものです。

本屋さんの中でダラダラ長時間見てしまう方
ネットで本を買うより、本屋さんで本買う方が好き!
な方にもピッタリなイベントです。

3つの中で一つでもピンとくるものがあれば十分楽しめると思います。

逆に混雑がキライ!特定の界隈の本を探したい!Twitterはじめネットはあまり使いこなせないという方はあまり楽しめないかもしれません。

1-2.オンリーイベントに参加してみよう!

私、混雑がキライだし、特定のことしか興味ないし、ネットはあまり使いこなせないしコミケ行けないよよよ…と思ったそこのあなた。

諦めるのはまだ早い!

実はそのような方にお勧めできる同人誌即売会があります。
それが『オンリーイベント』と呼ばれる種類のイベントです。

コミックマーケットにはあらゆるジャンルの書籍を販売できます。
このような開催形態は『オールジャンル』と呼ばれています。様々なジャンルの本を購入出来ますが、会場も大規模になりやすく欲しい書籍が購入しにくくなるのがネックです。

一方で『オンリーイベント』は特定のジャンルの書籍のみ販売することが出来ます。(例えば、あるゲームに関連したもの、旅行に関するもの、小説などなど枠組みは様々です。)

オンリーイベント』は特定のジャンルのものしか購入できない代わりに会場、参加人数も小規模になります。このため、混雑していることはほとんどありませんし、自分の狙っているジャンルの書籍を狙いやすくなります。
当日参加するためにチケット売り場で並ぶことはありません。

私もどちらかと言えばコミケよりもオンリーイベントの方が落ち着いていて好きです。(コミックマーケットは知り合い含めて色んな人に会えるという副次的なメリットで行っているような…)

しかし、ここで一つ問題が…
土木・建築が超マイナーなジャンルであるため、

いわゆる土木・建築オンリーイベントがない!

という訳で土木・建築オンリーイベントではありませんが、皆さんが興味を持ちそうなオンリーイベントを少し紹介します。


①旅チケット&関西めしチケット

個人的には大本命なオンリーイベントです。2024.03にはこちらのイベントで同人誌を出させていただきました。

毎年3月に旅チケット主催で東京、10月に関西めしチケットで大阪で開催されるイベントです。旅行・地理に関連した書籍が集まるイベントですが、土木・建築関連も少々集まります。土木関連で働かれている方と交流することも出来ました。
関西でもイベントを実施してくださるのが大変ありがたいです。

3月東京開催は仕事が忙しくて厳しい方が多いと思いますが、10月大阪開催は狙ってみてはいかが?

②技術書同人誌博覧会

続いてご紹介するのは技術書同人誌博覧会
技術書が色々と集まるイベントです。

開催時期は不定期ですが、最近は年2回首都圏を中心に開催されているようです。

こちらのイベントではIT関連の同人誌が集まりますが、時々土木関連の書籍を見かけます。(最近、ほとんど行ってないので分からない…)

難しいかもしれないけど最先端の技術を見てみたい方はこちらのイベントに参加してみてもいいかもしれません。

▼2023.11.25に開催された第九回技術書同人誌博覧会ではわずかながら、土木関連の書籍が販売されていたようです。

1-3.まとめ

◎次の中で一つでもビビッと来たらコミケ楽しめます!

①お祭り気分を楽しみたい。
②ネット大好き!Twitter使いこなせます!
③色々なジャンルの書籍を見てみたい。本屋でダラダラ過ごすの大好き!

◎コミケに行かなくても、配信あります。通信販売で後から買える可能性あり!

◎オンリーイベントで開催される同人誌即売会で十分楽しめる!

まずは旅チケット&関西めしチケット技術書同人誌博覧会あたり
を狙ってみてはいかが?

いいなと思ったら応援しよう!