改めて筆を取った日
忘れたくないので残しておく。0402
人って何日で変われるのかな。
1日で変わる人もいれば、ずっと変わらない人もいる。
わたしが最近すごく痛感したのは、1年もあれば、思考すら正反対になるということ。
もともと自分のこと以外とてもポジティブな人間だったわたしですが、いまは最高に底の底にいる気分なんですね。
どこまで堕ちるのっていう。
まずそも性格的に人のために生きるというのが心底向かないんだなあということに気づきまして。
自分の時間をすり減らすとね、自分まで消えてしまうんだね。
わたしにとっては絵を描くことが生きることなのですが、パタリと筆が止まってしまっていました。
筆を折る、というより、日々の「今日はまあいいか」の積み重ね。
だんだん生きている心地がしなくなって、でもやらなきゃいけないことは減らなくて、笑いたくないのに笑わなきゃいけなくて。
そういう温度差がどんどん自分をむしばんでいく。耐えきれない気持ちが涙に変わる。
それでも、手を差し伸べてくれた人がいたので、本当は何もしたくなかったけれど、掴んでみました。
自分のために動いてくれる人がいるって、本当にありがたいことだから。無理してでも行かなきゃいけないと思った。
真っ白なキャンパスと向き合って、ああ、なに描こう、って正直戸惑った。
でも後ろめたいと思っているのは自分だけで、紙の感触、絵の具の溶け具合、掠れ、垂れるさまも、全部包み込んでくれて、気づいたら数時間夢中になってた。
自分が作品を生み出す理由ってなんだっけ?
理由なんてあったっけ?
「絵が上手ね」って褒められるのがうれしくて。
思い通りにいかなくても、ただ、楽しくて。
そしてわたしの頭の中にある子たちに、この世界を生きてもらいたいと思う。
それが原点だったんじゃないかって再確認しました。
1年間っていう、わたしの超大事な時間、充分捧げたので、わがままに生きさせてね。
誰かじゃなくて、わたしが決めたいの。
わたしの人生の主人公は、わたしだから。
ありがとう、さようなら。