見出し画像

12-それでも転職活動は続く

早いもので人生初の転職から8か月が経ちました。
同時に再開した転職活動も7か月目に入りました。
この8か月間、強いストレスを常に感じながら何とか生きてきました。

最大のストレス要因は、上司である役員のパワハラ的言動にありました。
会議やメールのやり取りに対し、日に日に強いストレスを感じるようになりました。

出社が苦痛でたまりませんでした。
苦痛は休日も続きました。
休み明けの出社を考えると、気持ちが落ち着かないのです。

役員報告が控えている週は特に憂鬱でした。
報告のたびにボロクソにやられるのが目に見えていたからです。
メンタルはもはやダウン寸前でした。

そんな中、役員との関係が最悪期を脱したように思えた時期もありました。
きっかけは役員報告にありました。
要求を満たす仕上がりだったらしく、奇跡的に一発でOKが出たのです。

しかし、長続きはしませんでした。


1.環境が9割

初の転職で痛感したのは「環境が9割」ということです。
転職するまでは、中途採用と言えば経験者。
経験者と言えは即戦力であると考えていました。
つまり「中途採用=即戦力」であると考えていたのです。

採用する企業側もされる側も「中途採用=即戦力」と考えているのは間違いないでしょう。
私自身、業種は異なるものの、入社するまでは経験者として力を発揮できるものと信じていました。

しかし「中途採用=即戦力」は幻想にすぎませんでした。
入社直後からイメージと現実のギャップに苦戦を強いられることになったのです。

最もギャップを感じたのは、業務範囲や仕事の進め方の違いでした。
業種の違いか規模の違いなのかはわかりませんが、ギャップに戸惑いました。

前職は担当業務が細かく分かれていて、各部署に専門家がいました。
対照的に現職は圧倒的に社員が不足しており、他部署がやるような業務もこなさなければなりません。

資料の作り方や求められる完成度も違いますし、会議の頻度や進め方、さらには残業に対する考え方まで全く異なっていました。
異なるというより考え方が前の勤務先と今では対照的なのです。

今の勤務先は時代が逆もどりしたかのような古い体質が色濃く残っていました。
数字による根拠を求められるものの、結論はいつも役員の根性論。
つまり役員の根性論により支配されている組織なのです。
仕組みづくりより優先されるのは根性論ということなのでしょう。

残業や就業管理に対する考え方も矛盾に満ちたものでした。
就業時間外の会議やミーティング、さらにキャパオーバーするほどの業務を与えておきながら「なぜ残業がなくならないのだ!」と減らない残業に激怒し、報告書提出させるのが当たり前となっていました。

結局、この社員は理不尽板挟みにあい、無打刻で休日勤務を続けざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。
本末転倒という他ありません。

また、この役員にとって会議とは、自分の考えや方針を落とし込む場であり、それ以上でもそれ以下でもないようでした。
話し終わった後に「何か質問は?」と必ず聞いてきました。

質問がなければたちまち不機嫌になり、逆に質問をしてきました。
質問に答えられなければ「わからないのになぜ質問しないんだ!」と必ずキレました。

「何か意見は?」という言葉を聞いたことは一度もありません。
自分の言うことが絶対的なのでしょう。

さらに「結果が出ないのは厳しさが足りないから」と考えているようでした。
結果が出ない時ほど締め付けは厳しくなり、力で部下を支配しようとしていました。
根底にあるものすべてが根性論なのです。

2.社員がつぶれていく

このような環境ですので、離職率は高く、新規採用と離職が年中同時進行している状態が続いています。
現勤務先の特徴とまとめると

  • 役員のパワハラ的言動

  • 赤字経営

  • 低収入

  • 賞与なし

  • 昇進しても昇給なし

実際、責任者不在の拠点が複数存在します。
退職により社員への業務負荷は高くなる一方、売上増に躍起になっています。

本当に業績を回復させるのであれば、現状否定する勇気も必要ではないのか。
根性論より仕組みづくりが必要ではないのか。

言いたいことは少なからずありますが、社内で意見を言うことはないでしょう。
言いたくないからではなく、言える環境ではないからです。

転職自体に後悔はありません。
ただ、今の勤務先に入社したのは人生最大の誤算でした。
転職活動は続く…


いいなと思ったら応援しよう!