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鎖骨の下辺り CVポートの埋め込み

とうとうCVポートの埋め込み当日の日が来ました。
(胃管を入れた次の日です。)



ポート埋め込み当日の朝、先生の回診で

『○○さん、今日その鼻のチューブから造影剤を流し込んで、その流れをレントゲンで見ます。
もしダメ (十二指腸で詰まってそれより下に流れない) なら十二指腸にステント入れましょう。』



「ステント…筒状の金網みたいな物ですよね…。それを体に入れるんですか…?」


『十二指腸へのステント留置』については
かなり前に主治医の先生から聞いていました。


先生
『抗がん剤で腫瘍が小さくなれば食べ物も通りやすくなると思います。

そしていざ、手術が出来るとなった時に十二指腸に入ったステントが手術の邪魔になる事がある。

だからギリギリまでステントは待ちましょう』






…ですので、ステントを入れる事に対して絶望を覚えました。



でもしょうがありません。こんな栄養も摂れない状態では、生きていくことも出来ません。


朝一番でCT室へ。


造影剤を鼻のチューブから入れて沢山寝返りを打ったり、先生がお腹をコネコネしてくれましたが…

『通らないね、駄目だね。』

という事でした。

最後に鼻のチューブから先ほど入れた造影剤を全部抜いて終了…。



私の頭の中でステントを入れる事は決定的になりました。





さていよいよ、午後からはポートの埋め込みです。

鎖骨の下に麻酔を何本か打ったらもう感覚が無くなりました。
2センチほど鎖骨の下を横に切り開いて、
その中に『おいなりさん』を作る感じで器具を"ぐっぐっぐっ"と押し込んで入れます。

凄く変な感じでしたが、麻酔のお陰で痛みはありませんでした。

最後は綺麗に縫って下さって、
処置は終了となりました。


術中も看護師さん二人(大ベテランさん2人)のやり取りが楽しくて、楽しくて…

そして優しくて…



鼻から管が入っている私の唾液をずっと、ティッシュで拭ってくれました。





看護師さんの優しさ・お心遣いがあったお陰だと思います。

今、こうして書いていてもあの優しさに涙が出てきます。



本当にありがとうございました!!

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