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コラボ限定ネオジオンデッキについて

ご挨拶

 フォイエと申します、今回はコラボ限で使用できるネオジオンデッキについてつらつら書いていこうかなと思い立ち筆を執りました。
 このデッキタイプはリストも少なく、実績もないものでしたので自分の手で形にしてみたいと考え着手したものです。まだ特に大会などで結果を残しているわけではありませんがそれなりに戦えるものになったと確信しています。
 半分メモ帳のようなものですが、どうぞ何らかの参考にでもなれば幸いでございます。

ネオジオンの弱さとは
  

 いきなりリストの話をする前にそも、ネオジオンデッキがここまで使われないのは何故か、何故弱いかという話をしておく必要があるかと思います。
 これは完全に主観の意見なのですが、私がネオジオンデッキを回してみた感想は「サザビーは強い、完全にこのカードワンマンのデッキ」「にも関わらずサポートが微妙に弱く噛み合わない」この2点の感想を抱きました。
 ならば弱いサポートを改善すればそれなりのデッキになるのでは?というのが今回このデッキを構築するにあたって立てた仮説でした。
 そして、サザビーのシンボル付与は確かに強力だが隣の小型に付与して強いというより自分が複数シンボルで殴れるようになるのが強い、と考えたところで「このデッキ低コストスピリット必要か?ネクサスでシンボル確保してサザビーだけで殴れば良くないか?」という思考に至って完成したのが今回のリストになります。

デッキリスト

 

アルケーガンダム1
サザビー3
サザビー[ロング・ライフル]3
ユニコーンガンダム2号機バンシィ[デストロイモード]2
α・アジール2
シャア・アズナブル[U.C0093]2
ギュネイ・ガス2
オードリー・バーン3
ハロ3
AAAブンダー3
ナナイ・ミゲル2
ネオ・ジオン総帥シャア・アズナブル2
ラー・カイラム[UC]2
ネェル・アーガマ[UC]2
天火烈刀斬2
絶甲氷盾3
レーザーボレー3

スピリット11枚6コス以下のスピリット0枚でも意外と回ってしまった。

デッキ解説

  • 序盤 ネクサスやパイロットブレイヴを展開し足場を作りつつ「ハロ」や「AAAブンダー」でデッキを回し相手盤面に触れるカードやバーストで相手の動きを遅延する。

  • 終盤 「サザビー」等の大型MSを盤面に出せたならもう終盤、2つブレイヴを付けトリプルシンボル以上で2ターンに渡って相手のライフを削りきる。

 サザビーのような大型MSだけで複数シンボルねじ込めば勝つ、というコンセプトで作られ、やることは上記のように非常にシンプル、最速先行3ターン目にはレベル3かつ合体したサザビーが着地し、相手盤面を破壊しつつこちらはリソースを稼いでいく。
 弱いと感じたネオジオンのサポートを最低限とし、ハロで回収可能かつ足場として優秀な母艦ネクサスを採用することでデッキのパワーを上げ、小型スピリットを並べることを辞めたことでサザビーを早期に召喚することが出来るようになった。
 BPが2万を超え、トラッシュのコアを回収する都合コアシュートも効きづらく、アタック中に耐性を与える「オードリー・バーン」やネオジオンにお互いのアタックステップ中バウンス耐性を与える「ナナイ・ミゲル」があるため、相手盤面に程よく触れシンボルを削れていればことが出来ていれば早いターンに出てきたサザビーを除去することはかなり難しい。
 デッキ内の採用枚数がバラけているが個人的な感覚による枚数調整の結果であるため(特にネクサス周りは)、各々で使いやすいよう調整していってくれれば幸いだ。

採用カード解説

 ここから先は採用カードについて個別に使用感や注意点に関して記述する。

  • サザビー

 このデッキのメインアタッカーにしてフィニッシャー、サザビーをいかに早く盤面に出せるかによってキルターンが大きく変わる。
 アタック時に最も高いBPのスピリット破壊、シャア合体時耐性貫通、ドローととにかくアタックし得なスピリット。
 また共通効果ファンネルについてここでまとめて書く、相手ターンでも12000まで割り振れる火力ということで攻防一体の効果をしておりこのデッキのブロッカーの少なさをカバーしている。
 追加効果を使用するため追加で1コスト支払う必要があるのだが、正直アクシズが無かろうとコア回収が出来るこのデッキであればほとんど苦にならない、このサザビーの追加効果は系統ネオジオンへのシンボル追加でありクロックを大幅に早めてくれる。後から召喚されたスピリットにも適応されるため「α・アジール」や「サザビー[ロング・ライフル]」などで追撃も強力。
 アタック時効果は狙ったスピリットを破壊できない可能性があることには注意。

  • アルケーガンダム

 コア回収が多いこのデッキではかなり入れ得な1枚、流石の1枚制限でただただ強いあまり語ることなし

  • サザビー[ロング・ライフル]

  このデッキのバースト枠かつサブアタッカー、バーストは召喚のみで召喚時効果を使っていくタイプであり、また素で8コストということでPS・VPS装甲を突破しソウルコアを乗せればATフィールドをも素通りすることが出来る。
 召喚時にBP10000以上のスピリットあるいはネクサスを破壊し成功時コア3個回収と軽減をきちんと作れていればかなり軽く場に出すことが可能、ファンネルの破壊範囲外の相手スピリットを破壊できるのはかなり便利。
 ファンネルの追加効果はドローと使いやすいもの、ドローするためアタックしていたら相手のライフが0になることもしばしば。
 スピリットが極端に少ないデッキなのでとりあえずバーストセットするとアタッカーがいないという状況になりかねないので注意。
 あとカシウスにだけは注意。

  • ユニコーンガンダム2号機バンシィ[デストロイモード]

 序盤かなり無防備であるためハロでサーチできる赤いMSバースト枠として採用。上記のサザビー[ロング・ライフル]と同様の理由でPS・VPS装甲・ATフィールドを突破可能。とはいえコア個数参照なのでばれているとケアされる可能性があることに注意。
 バースト破棄に耐性があるため思わぬ場面で活躍することも。
 またこちらもサザビー[ロング・ライフル]同様とりあえずのバーストセットはしない方がよい場面が存在する。
 カシウスにだけは注意。

  • α・アジール

 ファンネル持ちが離れたときに召喚できる手札誘発、こちらも上記2枚と同様にコラボの耐性を突破できる、低コストのファンネル持ちを採用していないため事故を避けるため2枚になっている。
 素出しがほぼ不可能なことと引き換えに出ただけで最大3面破壊することが出来る非常に強力なカード、攻防どちらのシュチュエーションでも活躍できる。
 ファンネルの追加効果は回復でサザビーのシンボル追加が適応されれば4点分の打点を出せる。
 カシウスにだけは注意。

  • オードリー・バーン

 初動であり置きドローであり打点追加、耐性付与と仕事の多いお姫様。
 このデッキにおいては後から出てきたスピリットや細かいブロッカーはすべてファンネルで処理できるためブロックされることがほぼなく、耐性としてはかなり信頼がおける。

  • ギュネイ・ガス

 軽く打点を追加することができ、ネオジオンスピリットorネクサスへのコア回収によって実質コストはマイナスといってもよい、大型MSを早い段階からアタッカーにするのに欠かせない1枚。
 地味に創界神に触れることが出来る唯一のカードで毎ターン相手の創界神のコアを0にしていける。総じて使いやすいが系統MSにしか合体できないため、α・アジールには乗せられないことには注意。

  • シャア・アズナブル[U.C0093]

 サザビーが耐性貫通するのに必要なカードであり、相手の防御札を大幅に制限してくれる。チェンジには無意味だが、環境に存在するチェンジはほぼ除去札であるためオードリー・バーンも合体できていればその抜け穴も埋めることが出来る。
 お互いのライフが減ったとき創界神シャアの上にコアを乗せるという効果はほとんど使ったことがない、このデッキは2回しか相手のライフを減らさないことがざらにあるからである。

  • ハロ

 初動、サーチ、このデッキに欠かせないコア回収効果を併せ持ったもった1枚で必須カードといっても差し支えない。
 こちらはギュネイ・ガスと違って赤いMSなら何でもいいのでオードリー・バーンと合体したアルケーガンダムの上にコアを置くことが可能、逆にMAであるα・アジールの上には回収できないという細かな差異がある、注意されたし。

  • AAAブンダー

 優秀なドローソースで除去が多いこのデッキではかなり重宝する。強すぎて語ることがあまりない、ハロと同じように引いたらとりあえず置いていい1枚。

  • ナナイ・ミゲル

 単体では仕事をしないため優先度は下がるがファンネルをアタック時に使えるように出来るためフラッシュの隙をなくし、BP上限をあげることが出来る。このBP上限+3000という数値は大型ファンネルが元々12000以下まで破壊できるので上限が15000となる、このBPはアルケーガンダムの最大レベル時のBPであり、受けで出すことを安易に許さない。
 このアタック時ファンネルだが、使えるからと言って何も考えず使うと相手の手札誘発で召喚されたりあるいは煌臨によって場に出た後続のブロッカーを処理できなくなることが考えられるのでよく考えて使うこと。
 レベル2からはネオジオンにバウンス耐性、かなりオーブを意識しているのかなと見て取れる。

  • ネオ・ジオン総帥シャア・アズナブル

 主にファンネル使用時にドロー出来る置物としての役割、2枚目以降の役割がほぼないので2枚採用としている。
 上の系統ネオジオンをタダで出せる効果は主に防御的に使用することが多い、特にサザビー[ロング・ライフル]が有力候補でバーストとして伏せず手札にキープすることが多々ある。

  • ラー・カイラム[UC]

 6000以下の破壊と1ドローで安易な序盤のビートを許さない。
 基本的には序盤のアタック抑制のための1枚であり、ターンを重ねるにつれて価値が下がるのでとりあえず2枚になっているがビートが多いなら3枚でもいいかもしれない。
 レベル2効果はこのデッキで使ったことがない。

  • ネェル・アーガマ[UC]

 主に毎ターンMSを回収できるネクサスとして採用されている。
 スピリットが少ないデッキのため毎ターントラッシュから回収できるこのカードはこのデッキ継戦能力を高める唯一無二の仕事をしてくれる。
 色指定がないのでアルケーガンダムも回収できる、手札にあるとわかっていてもかなりのプレッシャーになるだろう。

  • 天火烈刀斬

 元々はOOデッキに対し最後のトランザムライザーなどの複数打点をバーストで使うことで除去していなす、という目的で採用されていたがコラボ環境はブレイヴがそれなりに多く使いやすかったこと、ファンネル範囲外の相手をフラッシュで除去できる点が評価が高く気に入っている。
 余談だがこのウルトラマンティガイラストのカード微妙に高く手に入りづらい。

  • 絶甲氷盾

 安定の防御札、とりあえず1ターン生き延びることが重要と考え、採用。

  • レーザーボレー

 序盤の除去札、兼中型除去と防御札の打消し。
 ビート、中速、コントロールととりあえずどのデッキにも序盤のミラージュセットによる除去が効く。
 フラッシュの除去としては少々物足りないがそれなりの破壊範囲を持ち、打消しは最後の詰めで活躍。
 シャアの効果でライフを支払って使った防御札を打ち消すと対戦相手からすれば憤死ものだろう。

採用候補カード

 こちらでは採用候補や試してみたカードを少し書き記す。

  • ヤクト・ドーガ[クェス専用機]

 低コストのファンネル持ちであり、ネェル・アーガマでは回収できないα・アジールを回収しそのまま誘発条件を満たしてくれるという点で採用に値する、ファンネルも破壊上限は物足りないもののドローはまあ及第点、採用して1枚程度か。

  • アグリッサ

 このデッキには6コスト以下の召喚時効果持ちが存在しないため相手の召喚時効果のみ封じることが出来る。
 とはいえバースト効果が物足りないこと、序盤のビートに対応できないこと、MAという系統が使いにくい等の理由で結局不採用となった、環境によっては強く使える可能性もあるか。

デッキを使う上での注意点

 最後にこのデッキの弱点などを書いていこうと思う。

  • 事故

 スピリットが少ないデッキであるためまったく身を引かず攻めに行けないという場合がありますが、カード解説でも記述したようにこのデッキはネクサスでデッキを回していくためネクサスしかない手札でもそのうちスピリットを引く可能性が高いです。
 それよりもスピリットしかない手札のほうが悲惨でこちらはバーストで誤魔化していくしかありません、ほとんどないシチュエーションではありますが覚悟は必要です。

  • 赤装甲

 いくらサザビーが耐性を貫通出来るといっても限界があり、特に装甲を他に付与するタイプはBPが低い場合アタック時効果で狙って除去できないこともあります。
 そうした場合は複数シンボル、高BPでごり押していくことで解決しましょう。

  • バーストに対応できない

 バースト破棄のような効果は一切ないためどうしても相手のバーストに引っかかってしまう。
 一応オードリー・バーンの耐性で防げる点、複数シンボルで殴るためライフ減少時のバーストを発動する機会はおおよそ一度しかない点でカバーはしているが注意は必要。

おわりに

 本当にただただデッキの所感を書き連ねるだけで終わってしまった、ここまで読んでくださった皆様には心からの感謝を。
 この度は「ネオジオンを戦えるデッキにしたい」、「サザビーで勝ちたい」という考えからかなり極端なデッキ構築になりましたがやることはシンプルで分かりやすく、よほどの事故を起こさない限り戦えるデッキになったと確信しております。
 「アクシズを落とさないネオジオンなんてネオジオンじゃない!」といううように思われる方もいるかもしれませんが、あくまでサザビーで勝ちたい!という私の願望を形にしたものなのでそのあたりはどうかご容赦頂きたい。
 この記事をみてネオジオンデッキを使ってみたいという方の参考になれば幸いです。

 それでは。

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