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「結婚」と「マリッジ」の違い
すいません💦すこし、ややこしい話なんですが、「結婚」と「マリッジ」はことなりますよ。という話から、現在はこの傾向があり。今後、どうしたらいいのか。の話までできたらと思います。
昔の日本は「結婚」、今の日本は?
少し歴史を振り返ってみましょう。昔の日本における「結婚」は、家と家との繋がりを重視したものでした。恋愛感情は二の次で、夫婦の役割は家を守り、子孫を残すこと。例えば、裕福な男性は正妻とは別に愛人を持ち、それぞれ別の場所で生活することも珍しくありませんでした。
一方、キリスト教圏における「マリッジ」は、男女の個人的な愛情を神の前で誓い、祝福を受ける儀式です。つまり、個人の感情や絆を重視する考え方と言えるでしょう。
戦後、日本はこの「マリッジ」の考え方を大きく取り入れました。恋愛結婚が主流となり、「愛し合う二人が共に幸せな家庭を築く」という理想が広まったのです。しかし、この変化が現代の結婚観に複雑な影響を与えているのも事実です。
結婚に求めるものが多すぎる?現代の結婚のハードル
現代の日本では、「結婚」と「マリッジ」の良いとこ取りをしようとする傾向が見られます。つまり、
家族の繋がり(親の介護、子供のサポート、財産管理)
個人の恋愛感情(愛情、幸福な家庭生活)
この両方を一人の相手に求めるケースが多いのです。しかし、これら全てを満たすパートナーを見つけるのは、非常に困難なことではないでしょうか。
例えば、共働きの夫婦にとって、お互いのキャリアを尊重しながら、家事・育児を分担し、さらに両家の親の介護まで行うのは、時間的にも精神的にも大きな負担となります。また、恋愛感情は時間と共に変化するものであり、結婚生活が長くなるほど、新鮮な気持ちを維持するのは難しくなります。
私の結婚観
私自身の個人的な考えとしては、もはや旧来の「結婚」観にこだわる必要はないと感じています。現代においては、「マリッジ」的な要素、つまり個人の感情や絆を重視する結婚で十分なのではないでしょうか。
そこで私が提案したいのが、「婚前契約」という欧米の風習です。婚前契約とは、結婚前に夫婦間で財産分与や子供の養育費などについて取り決めておくものです。これにより、万が一離婚することになった場合でも、お互いの権利を守り、スムーズに新しいスタートを切ることができます。
また、婚前契約は、結婚生活におけるお互いの役割分担や価値観について、じっくりと話し合う良い機会にもなります。これにより、結婚後のミスマッチを防ぎ、より安定した関係を築くことができるでしょう。
まとめ
「結婚」と「マリッジ」の違いを知ることは、私たちがどのような結婚観を持ち、どのようなパートナーシップを築きたいのかを考える上で、非常に重要なヒントを与えてくれます。
多様な価値観が認められる現代において、結婚の形は一つではありません。自分にとって本当に大切なものは何か、どのようなパートナーシップを築きたいのか、じっくり考えてみることが大切だと思いました。