希死念慮が薄まっているはなし
ここ数年、わたしの希死念慮は「死にたい」と言うより「早く寝たい」くらいの感覚に変化していて、たまに強烈な睡魔が来る以外はかなり落ち着いている。
そうなると少しずつ、先のことも考えるようになり、お金のこととか、体のこととか、まぁちょっとめんどくせぇなあとも思う。
体についてはスタートがクソ雑魚すぎて、子どもの頃から不眠だったり、死にかけの状態ですと数回言われてみたり、入退院を繰り返してみたりで、そもそも元気な状態というのがよく分かっていないが、それでも最近は昔と比べて良くなっているような気がする。少なくとも入院はもう10年くらいしていないし。
なんでこんなことを考えたかって、自分の好きになるキャラクターたちがわりと強い意志をもって生きることに前向き(なんなら執着があるくらい)だということに気がついたのがひとつ。
リドルなんてその典型だし、十二国記の延王も、ハガレンの大佐もそう。トキヤさんは分からんけど多分そう。
あと最近、「今すぐ死ねるか、ずっと生き続けられるか」という質問に対して後者を選んだ。自分でも驚いた。
まぁ、そもそもわたしが死にたいと思っていたのは未来への不安などではなく、過去に起きてしまった事が原因なので、もしかすると妥当なのかも。その出来事が起きていた期間の何倍も生きてしまえば、相対的に一瞬の出来事になるから。というか既にその感覚なのかもしれない。
とは言え、今が人生でいちばん楽しいからいつ終わろうと大丈夫だぜ〜のスタンスは変えたくないと思っている。生きたいと思う方が怖いから。というか、健康に生き続けるということ、めちゃくちゃ難しいから。怪我をしないようにとか、病気にならないようにとか、思い始めたらめちゃくちゃ怖い。そうならないように生き続けようとする気概はわたしには無い。
でも、昔よりは生きることに前向きになったのじゃないかなと思う。やりたいこともまだまだたくさんあるし。
考えてしまうのは、わたしはリドルのあの生き方を変えるために、死ぬことは恐くないのだと伝える必要があると思うのだけど、果たしてそれが本当に正しいことなのだろうかということ。そもそも、彼が死にたくないと思う理由を考えると根本的なところはそこじゃないし……何の話?
死への恐怖を取り除くというのが前向きなことなのか後ろ向きなことなのか、ってわりと面白いテーマではあると思いますね。
とりあえず、なるべく体を損なうことなく生きていきたいなと思います。あと、貯金もします。余裕ができたらゲーミングPCかPS5を買いたいです。おわり。