アンデッドアンラックの魅力
初めて好きを爆発させる記事にするなら今一番ハマっている、応援している作品が相応しいと思い、アンデッドアンラックの魅力を伝えられればと思います。
作品紹介
作品名:アンデッドアンラック
作者:戸塚慶文
連載中or完結:連載中・既刊12巻
2020年8号~
ジャンル:能力バトル
公式twitter:https://twitter.com/undeadunluck_of
紹介PV(公式):https://youtu.be/pe9tCVL-ERQ
1話リンク:https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331707131076
「何回でも最初から読み返したくなる能力バトル漫画」
紹介するのに良い文章を考えたかったですが自分の限界はこんなもんです。
一言で魅力を上手く伝えられる才能が欲しい。
自分が思うアンデラの最大の魅力は、考察のしがいのある謎に包まれた世界観です!
このあたりは後述しますがまずはあらすじの紹介から。
あらすじ
主人公は死にたくても死ねない体質を持つ「不死(アンデッド)」のアンディ。
ヒロインは素手で触れてしまった相手に何かしらの災いをもたらしてしまう体質「不運(アンラック)」の出雲風子。
風子はその体質ゆえに人と触れ合うことを恐れ、好きな少女漫画「君に伝われ」の完結を見届けて生きることの未練が無くなり、電車へ飛び込みを図っていたところでアンディと出会い物語が始まります。
なんやかんやでとある組織に狙われることになり、1話で出会いと組織の撃退なりが進みます。
1話で「否定者」というワードが出てきます。
この世界では、突然常識外の出来事に見舞われてしまう人が存在します。
何かしらの「理」を「否定」する能力を抱えて生きることを強いられる彼、彼女らは「否定者」と呼ばれます。
・自分が死ぬことを否定するアンデッドの不死
・触れた相手の運を否定して不運をもたらす不運
といったように「不○○」と言われます。
これが多くの能力バトル漫画と違うのは、基本はデメリットを強いられる能力ということです。(不死は死ねないだけで痛みを伴う、不運は大切な人を自分のせいで殺してしまう)
ただ、否定者はそのデメリットを上手く戦闘に活かすことでメリットを見出して戦います。
このキャラの能力は一体何を否定した能力なんだ!?と読者もアンディと一緒に考察しながら読める楽しみがあります。
お次は自分のイチオシポイントを紹介します。
謎に包まれた世界観
アンデラはただ流し読みするだけでは気付けないレベルで違和感が散りばめられています。
ネタバレの無い範囲で実例を挙げるのは難しいのですが、読み返せば「あぁ~」となるような仕掛けがあります。
ネタバレ無しでアンデラの魅力を伝えるの難しいな。
前情報無しで読んで超スピードの展開にええ!?って楽しんで欲しい。。。が、魅力が伝わらないと手に取って貰えない。。。
最初の軽いものなら良いか、ネタバレが嫌だ!って方は読み飛ばしてください。
アンデラの世界、夜のシーンも度々描写されますが星が一つも無く、常に満月です。
ご丁寧に何日後に○○が、といった具合で時間の経過がわかるのに。
何でだ?と序盤からちょいちょい気にさせておいて、話が進むとその理由が判明します。(この設定判明は20話)
え、ここで設定明かされたけどいつから種蒔いてた?
って気になって1話から読み返すとここから示唆されてんじゃん~!漫画がお上手~!ってなるわけです。
他の設定でも、なんなら1話の2コマ目でも後々出てくる伏線をしっかり張ってる。ちょっと読みにくくて該当箇所の文字がはっきりわかるのはもうちょい後(19話)ですが初出は1話2コマ目。
能力開示クソデカフォント演出
他にもアンデラの魅力の1つに能力開示クソデカフォントってものがありまして。
先ほども言った通り、否定者たちは「不〇〇」といった固有の否定能力を持っています。
戦闘の大事な場面でクソでっかく「UNxxxxxx」と英語で種明かし兼能力開示が行われます。
これがとにかくカッコ良い。20話痺れる。
話が進んでいくにつれ、演出にも変化が表れていきますが、それはお楽しみに。
言葉遊びの豊富さ
アンデラは言葉遊びが多いのでそういった系が好きな人にもぶっ刺さります。
そもそもアンディと風子も不死と不運とは言われていますが確定していない。
不死と不運はミスリードで実は別の否定能力だったのを自身がそう解釈していただけなのでは?という可能性も十分あり得る。
何故ならこの作者だから。
否定者のキャラクター達は、否定能力に関したり連想させる名前である場合が多いです。
不運≒不幸→ふこう→ふうこ→風子
不感→アンフィール→フィル
だったり。
アンディの場合、アンディ自身は本名をまだ名乗ってないんですよね。
風子が不死だと認識していて不死→アンデッド→アンディになっただけでもし不死でなく別の否定能力であればその事実と一緒にアンディの本名が明かされる日も来るのではないか?とワクワクしちゃいますね。
他にも言葉遊びで笑っちゃうのが物語後半に出てくる「脈がない」のセリフだったり。
既に読んでいる方ならダブルミーニングの意味が分かってニヤリとしちゃうのではないでしょうか。
一例の紹介(ネタバレ注意)
自分がアンデラを完全に信用した設定、シーンをネタバレ有りで紹介します。
あらすじのネタバレはなるべく伏せます。
トップ君という少年のキャラクターが登場します。
① 初登場は8話、椅子に座った後ろ姿。
②次は9話、次は横のアングル。
③16話、空から降ってくる。
④17話、風子とお話しする、登場コマ多い、どんな能力かはうっすら予想立てられそう。
⑤18話、戦闘シーン描写。
といった具合で描かれます。
能力が明かされるのは32話。この時点で明かされたトップの否定能力は「不停止(UNSTOPPABLE)」。(ちなみにアンストッパブル→ストップ→トップ)
曰く「体の形状が著しく変化しないと止まる事が許されない」。
このセリフと共に足が変な方向に曲がっています。
ほーん、大変なんだなーと思いつつ最初から読み返すと。。。
なんと①の時点でトップの左腕がギプスで固定されているではないか!!!②で横からの角度でわかりやすく確認できます。
③④ではケガをしている様子は無いですが、腕に布を巻いているのでいつケガしてもすぐ固定できるように備えているんでしょうね。
⑤は走り出してから止まってしまった後の様子です。思いっきり右手がボッキリ折れています。
こ、、細かい。。。
この作者さんは本当に信用できるな、漫画がお上手だな!!!!
と一気に惚れた瞬間でした。
気になる点
こんだけべた惚れしてますがちょいちょい「そうはならんやろ」みたいなもんがありますが自分の読解力が低いだけで、どんな突っ込みされても矛盾なく説明できるだけのプロットを持ってるんだろうなーと思います。
圧倒的な魅力の前では気にするだけ野暮だし完結してから納得できるように理解を深めれば大丈夫。頭の良い有志が解説してくれるのを待とう。
あとはアンデラは超スピードで展開するのが魅力ですが、途中は正直展開が遅いなーと思う時はありました。
毎週ジャンプを開くのは最終ページから、掲載順の確認をして毎週心配していました。
アンデラの圧倒的な伏線の散りばめられ方や、否定能力を持つキャラの目線を描写した上での会話劇で美しい幕引きを迎える演出(67話のラスト)、これらはコア層には大きな栄養素であり魅力です。
ただ、これらのせいで新規読者を連載中に獲得できないという大きなデメリットにも繋がっているように思えます。
67話の感想をtwitterで検索したら読み込んでないアンチが「このキャラのこのセリフで終わるのが意味不明」みたいな感想を。。。
数話前からのかなり胸熱な展開を追っていればクソデカ劇エモ感情になるところをこのアンチほんま。。。と悲しくなってまった。。。
今のジャンプは頭空っぽで読めるタイプの漫画がウケてるように見えるからアンデラが評価されないのが本当に悲しい。
だが希望もある。
↓
アニメ化か???
8月1日は作品中でアンディと風子が出会った日。
公式twitterでキャンペーンが始まりました。
4週連続で4択クイズを出して、成功すれば報酬が用意されているよー、というもの。
8/1 最初のクイズ、WJ35号発売、ワンピース巻頭
8/5 ↑正解発表
8/8 2問目、WJ36・37合併号発売、全キャラ表紙、SAKAMOTO巻頭
8/15 3問目、お休み
8/22 4問目、WJ38号発売、あかね噺巻頭
8/26 ↑正解発表?報酬発表?
8/29 WJ39号発売、巻頭カラー不明
ちなみに、4択クイズの1問目の回答は「あ」から始まる言葉。
2問目は「に」。
…ってぇ事は????
期待して良いの????
3問目「め」
4問目「か」
8/26アニメ化発表!!!
WJ39号で巻頭カラーとともにアニメ化を誌面で正式発表!!!
って夢を見て良いの???
アニメ化して人気爆発、社会現象!!!なんて期待して良いの???
8月末の自分が歓喜しているか撃沈しているか今からワクワクしちゃうー今月も仕事頑張れるー
ただ、アンデラがアニメ化発表して放送開始まで1,2年空くとしたらそれまで話が続くか?といった心配もある。
なんならどんだけ売れても101話で綺麗に完結する予想立ててたくらいだから。
引き伸ばし無く、打ち切りも無く作者の描きたいように完結まで進められるのが一番の願いです。
最後に
文章がとっ散らかりましたが、アンデラの魅力が少しでも伝わったらこの文章を書いた甲斐があります。
こんだけ熱量を持って語れるコンテンツを好きになれて幸せだ。
noteの書き方に慣れていないから、こなれた頃にもっとわかりやすく編集してより伝えていきたいな。
それでは。