実話怪談　すれ違いざまに

僕は昔からよく不思議な体験をします。

なので、不思議な体験談もよく集まってきます。

その中で短いお話を一つ。

僕の二つ上の女性の先輩の体験談です。

その先輩は霊感が強くよく幽霊が見えるそうです。

ある日、電車の踏切待ちをしていたところ、反対側で踏切を待っている

人たちの中に（あの人は違う！！）と思う人が混ざっていたそうです。

そして遮断機が上がり、人の流れが交差しはじめ、（あの人は違う！！）と

思った人がどんどん近づいてきます。

「みないようにしよう」と視線を逸らしながら歩く。

どんどん距離が近づいてくる。

そして、その（あの人は違う！！）人が横を通り過ぎざまに！！

「なんでわかったん」と声をかけてきたそうです。

先輩は幽霊をみることはあっても話しかけられたことはなかったので

怖くなって返事もせづ、振り返りもせづ、急ぎ足でその場から立ち去った

そうです。

実際にあったちょっと怖い話でした。