『最後のトリック / 深水黎一郎』
★★★★★ 4.7
---説明---
「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい
スランプ中の作家のもとに、
香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。
不信感を拭えない作家に男は、
これは「命と引き換えにしても惜しくない」
ほどのものなのだと切々と訴えるのだが…
ラストに驚愕必至!
---感想---
現在進行している事柄だとして受け止めて読むと
100倍楽しめます。
素直に読める受け入れられる人にお勧め。
帯には"読者勢員が犯人"殺人犯の気分を味わってみませんか?"などと書いてあったこの作品。
読み終わった時、自分が犯人だと言う不思議な感覚に陥る。
年最後になんて小説を選んでしまったんだ私は…
今読み終わったんですが
これが一番初めに出て来た感想です。
読み終わった後全てに圧倒される感じが怖い。
全てを分かった上でもう一度読みたくなる作品です。
作者のトリックにやられた。