テキサスホールデム -ハンドの役と強さは同じじゃないという話-
テキサスホールデムクイズ2022年6月18日
どちらの問題でもBTN、BBは下のレンジを使用しているとします。
BTNオープンレンジ
BBコールレンジ
Q1 あなたはBBにいてBTNのオープンレイズをコールしました。
フロップはT♦9♥8♥でした。それぞれのハンドを相手のレンジ全体に対してエクイティが高い順に並べてください?
a TKo
b TQo
c TJo
Q2 あなたはBBにいてBTNのオープンレイズをコールしました。
どちらのハンドののほうが相手のレンジに対してエクイティが高いでしょうか?
a フロップA♥2♦3♥であなたは22を持っている
b フロップA♥9♦4♣であなたはA9oを持っている
回答・解説
Q1
エクイティの順番としては
c TJo(70%)>b TQo(66%)>a TKo(60%)
となります。
当然ながらこの時点でのハンドの強さとしては
TKo>TQo>TJo
となりますのでエクイティと現時点のハンドの強さが真逆となることになります。
キッカーのJ、Qでストレートドローとなっていることが要因となります。
このようにキッカーの強さよりもボードに絡んでいるかのほうがフロップ時点でのエクイティには重要です。
この時点でTJoを持っていることがTKoを持っていることより強いハンドを持っていると認識することはポーカーの上達においてかなり重要なことだと思います。
Q2
ウェットでドローへビィなボードでのセットとドライボードでの2ペアのエクイティ比較になります。
エクイティが高いのはbの2ペアになります。
22は90.8%
A9は92.7%
数字にするとかなり微差ではありますが、ドライボードの2ペアのほうがウェットなボードのセットよりもエクイティが高いことが多いです。ポーカーの役はボードによって強さが変化することを意識できると上達も早くなります。
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