HSPやINFJは、怒りの奥底にある「悲しみ」の存在に気づけた瞬間、全ての感情を受け取れるようになる
HSPやINFJは心優しい人が多い。
それゆえ怒りを面に表出させず、内に溜め込む人が少なくない。
溜め込んだ怒りが、澱のように重なると心身に支障をきたしていく。
まず「今、自分は怒りを感じている」と気づけるようになるといいのだが、さらにその奥にある悲しみの感情を自覚できるようになるとさらにいい。
怒りは二次感情。
一次感情である、悲しみや不安、やるせなさは、ほんの一瞬で怒りに置き換わる。
「こんなふうに接して欲しかったのに」「なぜ、自分だけこんな目にあうの?」など、悲しみを言語化できるようになると、感情を受け取れるようになるのだ。
人は自分の感情に触れることを、どこかで恐れている。
心に痛みが走ると、二度とその感情に触れたくなくなるかもしれない。
しかし、ネガティブな感情を受け取るのもまた必要なのだ。
ネガティブ感情から目を逸らし続けていると、感情鈍麻に陥るため、辛いを感じなくなるものの同時に楽しさも感じづらくなる。
ポジティブな感情を受け取れる人は、ネガティブな感情もしっかり受け取っている人かもしれない。
優しさあふれるHSP、INFJが生きづらさを覚えるのは、感性が豊かすぎるあまり、心の痛みを受け取る力が大きいからである。
しかしその力があるからこそ、大切な人が傷ついているときに、あなたはいち早く気づいて寄り添えるのだ。
そして痛みと向き合い続けたあなただからこそ、生み出せる言葉がきっとあるはずだ。