HSPは自己執着が強い人を避けよう「心で交流できる人といかに繋がるか?」
noteではHSPについて記しているが、リアルな場でそういった話題になることはほとんどない。
ただそれでも良好な関係を築けている人の中には、「この人、HSP気質っぽいな~」と思う人がたくさんおられる。
HSP気質の人は心理推察能力が高く、眼前の相手に対して「この人は今、どんな気持ちだろう?」となりやすい。
この資質は諸刃でずるくて搾取的な人間に利用されやすいのは否めないが、心の交流を重視する人相手だと素晴らしい関係を築くことができる。
つまりHSP気質の人ほど、深く付き合う相手をしっかり見定めなければならない。
僕は30代の頃に、搾取的な人間が周囲に多くて人間関係に苦しんだ経験がある。
人の言葉を真に受けやすく「面白そう!」と感じたら何でもすぐ参加したがる性質があるので、邪悪な人間からすれば、その頃の僕は掌でコロコロ転がしやすい存在だったはずだ。
苦い経験を経て、付き合う人間を吟味するようになった。
ナルシストは避けて相手に関心が高い人とだけ付き合うようにしたのだ。
加藤諦三さんも自著で記しておられるが、ナルシストの厄介なところは、いついかなるときでも自分にしか関心がない。
誰かといるときでも、絶えず自分のことだけを考えている。
時としてナルシストは「あなたに関心がありますよ」というポーズをとることもあるから一筋縄ではいかない。その性質を見極めることはHSP気質の人間にとって重要となる。
心理的な余裕をなくした人ほど承認欲求が強くなる。そして「どうすれば他人から認めてもらえるか?」を考えて行動するようになる。こうなると悪循環に陥りやすい。
しかしHSP気質の人は、余裕のない状況でも自分より他人を思いやれる人が少なくない。
「相手の気持ちが気になってしまう」というのが元来の資質なのだろう。
メディアの仕掛けなどもあり、現代人の承認欲求は肥大化し続けている。
しかしそんな時代だからこそ、目の前にいる人、あるいは目の前にいない自分とつながっている人の気持ちを深く考えるHSP気質は貴重に感じている。
繰り返しになるが「自分にしか関心がない人をいかに避けて、相互に関心を持てる相手といかにつながれるか?」がHSP気質の人にとって重要である。
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