婚活業界のリーディングカンパニーである株式会社IBJの財務諸表(第19期半期)を見てみる
今回は株式会社IBJをEDINETで調べることにした。
貸借対照表,バランスシート/BS
「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年12月31日)が、79億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年6月30日)は、86億円と増加しているので、稼いでいる。当中間連結会計期間(2024年6月30日)の負債合計(92億円)と純資産合計(80億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。
損益計算書
次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)、9億円だったのに対し当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)は、12億円と増加となっているので当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、加盟店事業は、当中間連結会計期間において、開業支援事業については、従前より継続して組織改編を実施してきたことで、営業スタッフ1人あたりの新規開業件数は増加し、好調な数値を維持。また、加盟店事業は、登録会員数が9万名を突破、KPIの増加サイクルが好調に機能していることに加え、オーネットの本格稼働、営業の成約率が安定しており、新規開業件数と共に、加盟相談所件数が順調に増加。これらの理由により、セグメント売上高は1,618,615千円(前年同期比8.5%増)、事業利益は1,098,730千円(同29.1%増)。直営店事業は、当中間連結会計期間において、入会者数が10,646名(前年同期比5.6%増)、お見合い件数が164,590件(同14.3%増)。主な増加要因は、直営3ブランドにおける、部内の体制変更や営業スタッフのレベル向上と効率的なマーケティング戦略施策の実施、入会プランの見直し、オプション商品の拡充によるもの。これらの理由により、セグメント売上高は4,388,955千円(前年同期比5.6%増)、事業利益は976,382千円(同9.6%増)。マッチング事業は、当中間連結会計期間において、パーティー事業については、顧客獲得を目的にキャンペーンを実施した結果、割引の影響で顧客単価が一時的に減少しましたが、参加者と開催本数が改善。また、マーケティングのインハウス化で広告費の削減を実現。アプリ事業は、売上高、利益ともに堅調に業績を維持しており、顧客のUX向上を目指し、アプリ会員限定の対面パーティーを開催するなどの取り組みを進める。これらの理由により、セグメント売上高は814,325千円(前年同期比11.2%減)、事業利益は114,019千円(同10.2%増)。ライフデザイン事業は、婚活周辺領域である保険・ウエディングの領域においても結婚相談所事業の成長に比例し、加盟店との連携を強化しつつ、送客ラインを見直すことで、成長しております。当中間連結会計期間における成約件数は1,178件(前年同期比46.9%増)を実現。また、趣味・コミュニティ事業においては、韓国語教室やボイトレ・ダンススクールを運営する株式会社K Villageが、引き続きK-POPブームを発端としたボイストレーニングやダンス需要を捉え、好調に推移。結果、セグメント売上高は1,744,273千円(前年同期比50.5%増)、事業利益は297,938千円(同31.9%増)。といったことが書かれている。