小型モーターを製造販売する電気機器メーカーであるマブチモーター株式会社の財務諸表(第84期半期)を見てみる

今回は「マブチモーター、1─6月期営業利益が2倍強 円安など寄与」という記事が気になったので、マブチモーター株式会社をEDINETで調べることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年12月31日)が、23-03億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年6月30日)は、2349億円と増加しているので、稼いでいる。当中間連結会計期間(2024年6月30日)の負債合計(332億円)と純資産合計(3340億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)、41億円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)は、91億円と増加しているので当中間連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、セグメント別の売上高は、「日本」セグメントは94億2千9百万円(前年同期比16.3%増)、「アジア」セグメントは443億1千万円(前年同期比21.1%増)、「アメリカ」セグメントは186億4千9百万円(前年同期比11.9%増)、「ヨーロッパ」セグメントは228億7千7百万円(前年同期比13.1%増)。営業利益は、売価・プロダクトミックスの改善や、為替レートが前年同期と比べ円安で推移したこと等により、91億6千3百万円(前年同期比120.7%増)。セグメント別の利益又は損失は、「日本」セグメントは55億4千5百万円の利益(前年同期は1億4千8百万円の損失)、「アジア」セグメントは69億8千9百万円の利益(前年同期比95.3%増)、「アメリカ」セグメントは3億5百万円の損失(前年同期は7億8千6百万円の利益)、「ヨーロッパ」セグメントは9億8千1百万円の損失(前年同期は5億4千7百万円の損失)、セグメント間取引消去による調整額は△20億8千2百万円(前年同期は4億8千4百万円)。自動車電装機器市場。売上高は745億2千9百万円(前年同期比17.9%増)と増加。中型電装用途は、パーキングブレーキ用が搭載車種の拡大、またバルブ用が受注拡大により大幅に増加し、円安の影響も加わり全体としても増加。小型電装用途は、ミラー、ドアロック及びエアコンダンパー用が大幅に増加し、円安の影響も加わり全体としても大幅に増加。ライフ・インダストリー機器市場。売上高は207億3千万円(前年同期比13.2%増)と増加。健康・医療用は、マブチオーケンが手掛ける血圧計用ポンプ・ユニット・モーターの販売が好調に推移したことや円安の影響も加わり増加した一方で、理美容用は採算性重視の方針による受注絞り込みにより微減。といったことが書かれている。

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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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