港湾運送業、倉庫業などを営む鴻池運輸株式会社の財務諸表(第84期第3四半期)を見てみる

今回は「鴻池運輸/4~12月の売上高0.5%減、営業利益22.9%増」という記事が目についたので、鴻池運輸株式会社をEDINETで調べることにした。

四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

「四半期連結貸借対照表,貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、1212億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1273億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(1398億円)と純資産合計(1339億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に四半期連結損益計算書,損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、107億円だったのに対し、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、132億円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子はよかったようだ。最後に報告書をみると、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、海上・航空貨物の需要減退や運賃市況等のマイナスの影響が大きく、空港関連での国際旅客便の復便等での取扱量増加、主に生産請負作業での単価アップ、大口スポット作業の継続獲得、得意先の生産回復や猛暑等による増産、エンジニアリング関連での大型案件の受注等の増収要因もあったが、売上高は前年同期と比べて減少。利益は、燃料価格や電気料金の高止まりはあったものの、空港関連を中心とする収益改善に加え、2022年4月よりスタートした「新中期経営計画2023年3月期~2025年3月期」の基本方針である収益力の向上に継続して取組み、適正単価の収受、業務効率化等を進めた結果、営業利益は前年同期と比べて増加。といったことが書かれている。

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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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