SIer、ソフト開発、システム運用などを行う株式会社エル・ティー・エスの財務諸表(第23期半期)を見てみる
今回は株式会社エル・ティー・エスをEDINETで調べることにした。
貸借対照表,バランスシート/BS
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「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年12月31日)が、19億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年6月30日)は、23億円と増加しているので、稼いでいる。当中間連結会計期間(2024年6月30日)の負債合計(80億円)と純資産合計(38億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。
損益計算書
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次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)、3億円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)は、4億円と増加となっているので当中間連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、プロフェッショナルサービス事業は、コロナ禍で制約されていた企業活動の正常化が進み、IT部門を取り巻く環境も変化していく中、旺盛なDXに関するニーズが追い風となり、ビジネスプロセスマネジメントを活用した業務の可視化・改善を強みとする従来型のコンサルティング案件(業務分析・設計、IT導入支援・現場展開)の受注は堅調に推移。伊藤忠商事株式会社とのDXプロジェクト管理アプリケーションの共同開発実施や太陽石油株式会社におけるERP刷新プロジェクトの推進等、先進企業における支援実績を増やすとともに、変化に強い組織を作る「アジャイル開発支援サービス」の提供本格化や、GX(Green Transformation)支援等を行う子会社として設立した株式会社ME-Lab Japanによる、新たな気候リスク評価指標開発の共同研究、ESG評価に関するサービス提供に関する株式会社Rimm Japanとの業務提携など、提供サービスの拡充に向けた活動にも、積極的に取り組む。また、生成AIを最大限に活用する 「Copilot for Microsoft 365による変革支援」の提供開始、花王株式会社との協働による生成AI(LLM:大規模言語モデル)に関するハッカソン開催など、先端領域における知見を活かしたサービスの開発・提供も推進。結果、プロフェッショナルサービス事業の売上高は、7,224百万円(前中間連結会計期間比46.5%増)、セグメント利益(営業利益)は 382百万円(前中間連結会計期間比0.1%増)。プラットフォーム事業は、IT業界に特化した、ビジネスマッチングと学びの場を提供するプラットフォームである「アサインナビ」の会員数は、2024年6月30日現在で法人・個人を合わせ13,852会員(前期末比424会員の増加)となり、順調に成長を続ける。会員基盤の拡大に伴う「アサインナビ」及び「プロフェッショナルハブ」によるマッチングや会員向けサービスの実績増加に加え、サブスクリプション型ビジネス支援ソフトウェア「AXLGEAR」を開発・提供するAXLBIT株式会社との協業による「サブスクビジネス変革支援サービス」の展開等により、IT事業者とプロフェッショナル人財とのつながりをベースとするプラットフォームサービスが順調に拡大。また、営業・管理体制の見直しも行い、既存サービスの更なる収益拡大に向けた体制強化を推進。結果、プラットフォーム事業の売上高は、1,053百万円(前中間連結会計期間比12.6%増)、セグメント利益(営業利益)は 32百万円(前中間連結会計期間比127.4%増)。といったことが書かれている。
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