産業医認定に必要な単位シールや紙の手形発行停止の動きなどのニュースの感想
産業医認定に必要な単位シール、フリマサイトで1枚1万円…日本医師会「制度の根幹揺るがす」。この記事で疑問に感じたのは、研修会の修了が、産業医として認定される要件の1つである単位シールが数千円から1万円ほどでフリマサイトで売られていたということだが、産業医は研修に参加しさえすれば、単位シールがもらえるのか疑問であるし、例えば大学の医学部に進んだ人の中には、審査及び最終試験の際に、合格させようかどうか微妙なラインで迷っている生徒もいて、その人たちが辛うじて合格し研修会などに参加し産業医になった人たちもいるのではないかと考えている。これは、ドラゴン桜で書かれている、全員卒業、そして就職が社会の要請であれば人材を供給する教育機関(大学)は全員一斉に送り出すしかないということに関係しているのではないかと感じている。このような人たちは経験や知識が豊富でない産業医である可能性があるし、こちらの方が産業医認定に必要な単位シールのフリマでの販売よりも認定産業医制度の根幹を揺るがすものではないかと考える。
紙の手形・小切手、メガバンクで発行停止の動き…デジタル化進み。メガバンクが紙の手形や小切手の発行を停止する動きに焦点を当てている。これは、インターネット決済やデジタル化の普及により、従来の紙ベースの金融取引が減少していることを反映している。デジタル技術の進歩が、金融業界に革命をもたらしていることを示唆している。またみずほ銀行はデジタル化を業務効率化の重要な手段と位置づけており、これによってコスト削減も期待される。この点から、金融機関は紙ベースの取引からデジタル取引へのシフトを積極的に進める動機があることが窺える。最後に手形や小切手はいずれも有価証券の一種であるが、ネット決済の普及もあり、手形の需要が減っているため、今度は電子記録債権に集約されていくと考える。なお、経済産業省では企業間の支払いに使う紙の約束手形について2026年をめどに廃止する方針を示している(https://www.idsnet.co.jp/mailmaga/20220519k001/)。
失踪者は年間1万人、「安価な労働力」技能実習生の実情。技能実習生制度は、技能や技術の移転を通じた国際協力を推進するために設けられたものであるが、一部の企業が実習生を「安価な労働力」として受け入れ、適切な扱いをしない事例が存在している。問題点は技能実習生が受け入れ企業での不適切な労働環境や待遇に直面しており、パワハラ、給料未払い、長時間労働などが報告されている。また、制度上の制約が技能実習生の権利を制限していることも問題である。日本内で技能実習生が困難な状況に陥った場合、支援する機関やNPO法人が存在している。が、制度全体において適切な支援体制が整っていないと指摘されている。
コマツ、ホンダと共同開発した電動マイクロショベル「PC05E-1」。この記事で気になったのは、バッテリー電力で電動ショベルを稼働させるという課題である。英語のWebページである「Electric excavator – solution for the modern construction site(電動掘削機-近代建設現場のソリューション)」にも書かれているが、ディーゼル燃焼エンジンが建設機械に定着したのは、ディーゼルはエネルギー密度が高く、保管が簡単で、ディーゼルを使用すると、建設機械は1日以上使用できる十分なエネルギーを搭載できることが挙げられるが、このショベル「PC05E-1」は1回の充電でどれくらい動くのか気になった。あと、ディーゼルエンジンで動くクボタのミニショベル「U-008-5」(https://www.kubota.co.jp/product/machinery/products/mb/U008_10/)と比較すると、質量はPC05E-1の方が軽いが、出力(kw)は、PC05E-1が「モーター出力(kW)3.3」でディーゼルエンジンで動くクボタのミニショベルが上回っている(エンジン出力(kw) 7.4)。あと、ディーゼルエンジンから電動のバッテリーに置き換えたときに、エネルギー密度がどうなるのか気になった。