アミューズメント事業などを展開する株式会社イオンファンタジーの財務諸表(第29期半期)を見てみる

今回は株式会社イオンファンタジーをEDINETで調べることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2024年2月29日)が、30億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年8月31日)は、32億円と増加しているので、稼いでいる。当中間連結会計期間(2024年8月31日)の負債合計(500億円)と純資産合計(91億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年3月1日 至 2023年8月31日)、20億円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年3月1日 至 2024年8月31日)は、28億円と増加となっているので当中間連結会計期間 (自 2024年3月1日 至 2024年8月31日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、国内事業における当中間連結会計期間の業績は、売上高347億76百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益33億51百万円(同79.9%増)と、前年同期から14億88百万円増となり中間連結会計期間として過去最高を更新。アミューズメントは、既存店売上高前年比は106.5%と好調で、売上構成比が最も高いプライズ部門が当中間連結会計期間の既存店売上高前年同期比111.3%となり、特に強化しているお子さま向けのキッズプライズは同125.4%と大きく売上を牽引。荒利益率が最も高いメダル部門は、販促活動を継続して強化しており、6月以降に大型投資を行った結果、同105.2%と順調に拡大を続ける。新規出店は、当中間連結会計期間で47店舗を出店する一方、13店舗を閉店し、2024年8月末の店舗数は737店舗となりました。プレイグラウンドの大型新業態「ちきゅうのにわ」を2店舗出店(累計4店舗)、小型業態の「スキッズガーデン」単独店を1店舗出店(累計2店舗)し、どちらも多くのお客さまにご来店いただき好調に推移。アセアン事業における当中間連結会計期間の業績は、売上高63億89百万円(前年同期比19.6%増)、営業利益7億42百万円(同0.7%増)となり、売上高・営業利益ともに、中間連結会計期間として3期連続で過去最高を更新。アセアンで主力のプレイグラウンド業態において、特に当社の強みである「独自の内装や遊具」、「高い安全性」、「スタッフの接客力」を強化し競争力の優位性を確保しております。国別には、成長性を重視しているインドネシア・ベトナムにおいて出店拡大を続けており、インドネシアはプレイグラウンド大型新業態「Kidzooona Safari」の出店、アミューズメント「モーリーファンタジー」の再出店を、ベトナムではプレイグラウンドの標準店「kidzooona」と小型新業態の出店を進めました。シェア拡大を進めるマレーシア・フィリピンでは、既存店が好調で売上高の伸びが継続。生産性向上を進めるタイでは、大型新業態「Kidzooona Safari」1店舗、「モーリーファンタジー」5店舗を出店するとともに、経費の削減による売上総利益率改善を進める。当中間連結会計期間は、26店舗を新規出店する一方、8店舗を閉店し、2024年8月末の店舗数はFC5店舗を含め295店舗。中国事業における当中間連結会計期間の業績は、売上高28億65百万円(前年同期比24.8%減)、営業損失12億22百万円(前年同期営業損失5億83百万円)。経済活動の不透明な状況が継続しており、売上回復が遅れる。不採算店舗の整理は、当中間連結会計期間は31店舗を閉店。引き続き、不採算店舗の整理を重点的に進める。既存店は、アミューズメントの区画を縮小し、プレイグラウンドを拡大する店舗活性化を11店舗実施。ROIが高い戦略的小型店を18店舗出店するとともに、新規機械・遊具の導入、経費削減を継続して進めており2024年8月末の店舗数はFC6店舗を含め175店舗。といったことが書かれている。


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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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