AIでロボット制御や息切れ倒産増加などのニュースの感想
NECがロボット制御をAIで自動化、ティーチング作業が1/100に。4台のロボットを動かす工程において、ティーチングにかかる時間をおよそ100分の1に短縮できたのは評価できる。またロボットメーカーごとにプログラム言語が異なるため、それぞれ異なる専門知識を習得する必要があったが、開発した新しいアプリでは、対応できる産業用ロボットの種類に制限はなく、異なるメーカーのロボットを組み合わせて制御できるのも良い。このアプリを含むロボットアームのティーチングレス制御技術を、DXに関する技術やノウハウを結集した事業基盤である「NEC Digital Platform(NDP)」のサービスの1つとして2024年度中に提供されるのは、中小企業などにとっては重宝される可能性がある。個人的に気になったのは、このサービスは毎月、一定の金額を支払うリース契約(無形リース資産)とかになるのだろうか。
資金調達追いつかない「息切れ倒産」増加に懸念 7月の倒産件数7件…負債総額17億6900万円 富山。帝国データバンク富山支店によると、富山県内の7月の企業倒産の件数は7件だったようで、負債総額は17億6900万円と大きく見出しになっているが、富山県内には29,563社の法人があるとされているので、記事で指している企業を法人とし、また29,563という数値を仮定とし割合を計算すると、(7 / 29,563) × 100 ≈ 0.0237%。したがって、富山県内の7月の企業倒産の割合は約0.0237%となる。本当に息切れ倒産が増加しているのかは疑問である。
進まぬオフィス復帰、190兆円の不動産価値消失も-働き方に正解なく。これを読んで気になったのは、日本や韓国は企業への忠誠心が強いため、オフィススペースの需要変化はあまり変化がないということ。これは「質素・倹約が美徳だという日本の価値観は、民衆を統治しやすくするために為政者が考え浸透させたものだって話」に何か関係していると考えている。あと、マッキンゼーの推計では9つの大都市でオフィスビルの価値は緩やかなシナリオで約8000億ドル、最悪のケースでは最大1兆3000億ドル失われるということだけど、ずっと在宅勤務のままというのもおかしい気がするし未来は変化するし、オフィス勤務と在宅勤務のハイブリッドで働く人もいるので失われる可能性はあるが、また元に戻る可能性もじゅうぶんにあると考えている。