国内の産業用ロボット設置や輸送パレットレンタル増加などのニュースの感想

輸送パレットレンタル増加 作業負担減、24年問題に備え。運転手が不足する「2024年問題」の影響で物流業界では輸送パレットのレンタルが増加しているようだ。ただ、輸送パレットによって運搬にかかる人手は減るが、まったく人手がかからなくなるというわけではないと考えている。最終的には無人で搬送するフォークリフトの導入や、AGF(Auto Guided Folk)により、工程間搬送や製品保管・入出庫、ピッキングなどを自動化しないといけないのが課題だと考えている。

過去最高に近づく…国内の産業用ロボット設置、コロナ前水準超える。この記事の重要なポイントとしては、産業用ロボットの需要が増加していることは、製造業における自動化の進展を示している。これにより、労働力不足やコスト削減の課題に対処するため、企業はロボットを活用して生産性を向上させる。次に中国は産業用ロボット市場で急速に成長しており、世界最大の市場としての地位を確立していること。中国の自動化投資が増加しており、これは国内外の企業にとって機会と競争の面で重要である。これに関連して、円安の傾向が日本のロボット産業に利益をもたらしている。外国市場での競争力を高めている。為替レートの変動は、輸出企業にとって大きな影響を持つ要因である。一方でロボットの国内需要。産業用ロボットの国内需要が増加していることも見逃せない。これは、日本国内での製造業のモダン化と、高齢化社会における介護ロボットなどの新たな用途に関連していると考える。そうなると、人間とロボットの協働がますます注目されることが考えられる。ロボットの導入が労働市場や労働者に与える影響、労働力のスキルアップと教育への投資が必要かどうかなど、社会的な側面を考慮する必要がある。

ロボットで稲作の働き方改革、作業時間わずか6%に。「WORKROID農業」の導入は、労働力の変革と生産性向上に焦点をあてている。鳥型ロボットやドローンを活用することで、農作業における従来の人手に頼ったアプローチからの脱却が実現。これにより、極端に労働時間が短縮され、同時に生産量が向上させている。一方でこれは高度な技術に依存している。ドローン、ロボット、センサーなどの故障やハッキング、メンテナンスの問題が生じた場合、農業生産全体に影響を及ぼす可能性があるし、技術への過度の依存は、新たなリスクを生む可能性があることも考えなければならない。また農業に携わる人が「生産性向上」を本気で考えているかは疑問が残る。次にロボット化により労働時間が大幅に削減された一方で、農地での人手労働の需要が減少することが予想される。これは地域の雇用機会に影響を及ぼし、社会的問題を引き起こす可能性がある。最後にこのような高度な技術を導入できる農家や地域と、できない農家や地域との間に技術格差が生じる可能性がある。なので本格的に導入となったときに導入後の評価を行い改善していく必要があると考えている。


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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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