SNSが飽和状態の中での新SNS「mixi(ミクシィ)2」リリースなど,メルマガ - 2024/12/17
読者へのメッセージ(小話): 焼き鳥を串から外すか、否か。議論になる飲み会の作法というか『暇人多すぎ』って話でしょう。焼き鳥を楽しむ場が『マナー警察の取り締まり場』になるなんて、本末転倒だね。本質的な話をするなら『食べ物を残さず感謝して食べる』ってことが一番大事。串の抜き差しにこだわる前に、ちゃんと店の料理や職人の手間に敬意を払って、楽しく食べればいい。
■今日のトピック
MIXIが新SNS「mixi2」リリース 懐かしの「足あと」や「マイミク」は未実装。まず言えるのは、mixi2は「既存のSNS疲れ」に対する一つの解答を提示しようとしているようにも見えますが、懐古的価値だけでは限界があり、進化し続けることが不可欠。本質的な魅力がなければ、単なるノスタルジックな試みで終わる可能性。「Xに似ててTwitter2のようではあるが、mixi要素も残してます」では、もう負けている気さえします。“mixi”って名前使ってる時点でどうなのでしょうか。SNS界隈で新しいものを作ろうとしており、大衆は「新しいものに期待」しているところがあります。そして、mixi2の本質を突き詰めると「SNSの成熟期において、どこに差別化の価値を見出すか?」という問いが浮かびます。このサービスが挑戦しているのは、既存のSNSと対立する「新しい何か」を作るのではなく、過去の成功体験と現在のトレンドの間で絶妙なポジショニングを探ることです。ポイントとしては、「「懐かしさ」と「今」をどう融合させるのか?」。mixi2は「懐かしさ」という感情的価値を活用しつつも、過去のmixiをそのまま復活させることには踏み込んでいません。むしろ、「懐かしさ」を起点にして、現在のSNSのトレンド(リアルタイム性、オープン性)に寄せています。このバランスが成功するかどうかが課題でしょう。次に「「身近さ」をどう実現し、持続可能な魅力にするのか?」。タイムラインを「身近な話題」に焦点を当てた設計は興味深いですが、それが単なるアルゴリズムの工夫だけで終われば他社との差別化は難しいです。「密なコミュニケーション」をどう実現するのか、具体的なユーザー体験が鍵です。次に「「クローズド」と「オープン」の間でどのように独自性を発揮するのか?」。mixi2は、オープンなSNSであるXやInstagramほどではないが、従来のmixiよりも開かれているという中間路線を選択しました。これは新しい顧客層を引き込む可能性を秘める一方、どちらつかずになりかねないリスクも含みます。次に「「懐かしい」ブランドは若年層に刺さるのか?」。かつてのmixiを懐かしく感じるのは主に30代以上の世代で、若年層、特にZ世代にはその文脈が伝わりにくい可能性があります。そもそもZ世代(12歳〜27歳くらいの人)はかつてのmixiをほとんど知りませんがZ世代は高いITリテラシーを持ち、国内外のさまざまな情報に触れる機会が多いので普及させるためには、Z世代に対する訴求力をどう高めるかが、ユーザー基盤拡大のカギです。30代以上の世代は、新しい技術やツールに対して重要であることは認識していますが、慎重な面もあるので、30代以上の世代で普及は難しいと予測します。最後に「本当に「新しいコミュニケーションの場」を提供できるのか?」。既存のSNSがすでに飽和している中で、mixi2が掲げる「今を共有でき、すぐ集える」というコンセプトがどれだけ現代のニーズにマッチしているかが問われます。ただの便利な機能ではなく、そこにしかない体験が求められるでしょう。
ネットカジノ摘発急増、昨年の2・7倍…主流は個人のスマホ利用で国内利用者300万人超えか。結局のところ、日本はカジノやギャンブルが「海外の話」だと建前で言いながら、国内ではパチンコや競馬といった合法ギャンブルが普通に存在している。だが、海外のオンラインカジノだけを違法とするのは本質的な矛盾だ。本音は単純で、「税金を取れないから許せない」という話にすぎない。賭け金が国外へ流れ、日本経済への還元がゼロなら、国としては「我々の取り分はどこだ?」という不満が透けて見える。若者が闇バイトに手を染めるケースが増えているのも、自己責任論で片付ける社会構造が背景にある。借金を抱えて相談する場所もなく、結果として犯罪に手を出さざるを得ない状況を作っているのは誰なのか。さらに、その闇バイトで利益を得ている人間や組織が存在する以上、これも一種の経済構造の一部と言わざるを得ない。オンラインカジノ問題や依存症対策も、個別の摘発やブロッキングといった表面的な対応では限界がある。そもそもの根幹にある「ギャンブル文化」と「お金の流れ」という問題を真正面から捉えなければ、どんな対策も焼け石に水だ。構造的な問題を放置したままでは、堂々巡りを繰り返すだけだろう。
「「ネット銀行経済圏」 中小企業に浸透、取引社数は1万社突破 メイン取引の最多社数は「楽天銀行」。」という記事で考えることは…。
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コンパスを頼りに進め!:迷いの時代に
思春期から抱いてきた「死への恐怖」や「人生の本質」といった根源的な問いは、私に深い探求心を与えると同時に、市場の変化を敏感に察知するための…
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