コンビニで商品握りつぶし商品棚ににぎる君動画SNSで拡散,メルマガ - 2025/03/05

読者へのメッセージ（小話）: 現代のSNSでは、「考えさせた者が勝つ」。議論が盛り上がるほど、アルゴリズムは拡散を助け、注目が利益へと変わる。だが、最大の拒絶は反応ではなく沈黙である。

■今日のトピック

【悪質】コンビニで商品握りつぶし商品棚に“にぎる君”動画SNSで拡散…迷惑行為に批判殺到　弁護士「ビジネス勧誘目的の可能性」（FNNプライムオンライン（フジテレビ系）） - Yahoo!ニュース

【悪質】コンビニで商品握りつぶし商品棚に“にぎる君”動画SNSで拡散…迷惑行為に批判殺到　弁護士「ビジネス勧誘目的の可能性」。この記事を読んで考えるのが、そもそもの話、再生回数がSNSでこれほど急増する理由です。これは、いくつかの要因が重なっている可能性がある。

• 衝撃的な内容による興味喚起
  異常な行動、つまり商品を握りつぶすという映像は、多くの人にとって予想外で衝撃的なため、自然と「何が起こっているのか？」という好奇心を刺激します。

• 炎上商法的な戦略
  専門家も指摘しているように、今回の行動には「炎上商法」としての側面があり、あえて注目を集めることで、SNS上で拡散しやすい環境を作り出している可能性があります。つまり、批判を呼ぶ行動自体がビジネスへの勧誘や自己プロモーションにつながる狙いがあるのです。

• SNSの拡散メカニズム
  SNSは、視聴者の反応やシェアが活発なコンテンツを自動的にさらに多くの人に表示する仕組みがあるため、議論や批判が殺到することで、アルゴリズムによってさらに広範囲に拡散され、結果として再生回数が急増します。

• 社会的な議論と注目の波及効果
  多くのユーザーが「不快」「迷惑」といった反応を示し、その意見をシェアすることで、さらに多くの人が動画に触れるようになり、拡散力が高まるという循環が生まれます。

これらの要因が相まって、動画は瞬く間に話題となり、結果として1900万回以上の再生に至ったと考えられる。特に今回はSNSの拡散メカニズムが悪用され、悪い方向に向かっていると言えます。今回のような 「炎上商法」 や 「迷惑行為の拡散」 は、SNSの仕組みが持つ問題点を浮き彫りにしている。

SNSの拡散メカニズムが悪影響を及ぼす理由

1. アルゴリズムが「話題性」を優先
   SNSのアルゴリズムは、単純に「多くの人が反応したコンテンツ」を拡散しやすくするため、「炎上」や「迷惑行為」のような過激な動画も、結果的に広まりやすい。

2. 批判も拡散を助長する
   「こんなこと許せない！」とリツイートやシェアをすることで、かえって動画の拡散を加速させてしまう。「見るな！」と言われると余計に見たくなる心理も働く。

3. 「バズれば勝ち」という風潮
   批判されようが、動画が拡散されて有名になれば、広告収入やフォロワー増加につながるケースもあり、「目立つためなら手段を選ばない」人が出てくる。

4. 迷惑行為の模倣リスク
   こうした動画がバズると、「自分もやれば有名になれる」と考える人が現れ、同じような迷惑行為が繰り返される。

対策はあるのか？

• SNS側が 炎上商法や迷惑行為の投稿を抑制する仕組み を強化する（AI検出・アカウント凍結など）。

• 視聴者側が 「拡散しない・反応しない」 という意識を持つ（リツイートやコメントで拡散を手助けしない）。

• 法的措置を厳格化し、こうした行為のリスクを高める。

SNSは本来、情報共有や交流の場として便利なものですが、こうした悪用が続くと、「迷惑行為で目立てば得をする」という風潮が広がり、社会的な問題になってしまう。

記事内では「その目的については、商品を握りつぶすことが目的ではなく、ビジネスへの勧誘が目的の可能性もある」と書かれていますが、冷静に考えると「商品を握りつぶすことが目的」というのは意味不明だし、「ビジネスへの勧誘が目的」というのも、なぜそんな方法を選ぶのか理解しがたい。