遊技機周辺機器メーカーであるマミヤ・オーピー株式会社の財務諸表(第83期半期)を見てみる
今回はマミヤ・オーピー株式会社をEDINETで調べることにした。
貸借対照表,バランスシート/BS
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「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2024年3月31日)が、134億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年9月30日)は、166億円と増加しているので、稼いでいる。当中間連結会計期間(2024年9月30日)の負債合計(175億円)と純資産合計(242億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。
損益計算書
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次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)、21億円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は、52億円と増加となっているので当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、まず電子機器事業セグメント。アミューズメント関連製品の主要な市場であるパチンコ・パチスロ関連市場は、全日遊連が発表した「組合員加盟店舗の実態調査」結果によると、2024年8月末日現在の全日遊連加盟パチンコホール店舗数は6,082店舗となり、減少傾向が続く。一方で、スマートパチスロの設置店舗数及び設置台数は順調に伸びており、スマート遊技機用ユニットの需要が好調に推移したことに加え、新紙幣対応の紙幣識別機への入れ替え需要も当初計画を上回り、業績は伸張。モバイルオーダーシステム「CHUUMO」につきましては、購入意欲の高い顧客への積極的なアプローチ、販売チャネルや営業力の強化を行い、新規大口案件の獲得に努める。また、液晶小型券売機は、中小企業省力化投資補助金の対象製品に登録されたことによる販売強化や、観光地などにおけるインバウンド需要をつかむための営業強化に努めたことにより、堅調に推移。自律走行システム「I-GINS」は、「I-GINS」搭載車両の販売に加え、顧客所有の芝刈り車両への「I-GINS」後付けによる自律走行車両化といった戦略的な営業活動の実践、保守メンテナンス体制の確立、そして自律走行車両の共同開発にも取り組んだことにより、堅調に推移。マミヤITソリューションズは、アミューズメント関連システムやモバイルオーダーシステム開発の案件において開発遅延等の影響により、低調に推移。ICカードリーダライタは、リーダライタ入替需要の下期以降への先送りや、油槽所システムにおける新ICカード需要の減少傾向により、ICカードの発行枚数は低調に推移。結果、電子機器事業セグメントの売上高は165億8百万円(前年同期比73.2%増)、営業利益は44億95百万円(前年同期比102.3%増)。次にスポーツ事業セグメント。国内は、フェアウェイウッド・ハイブリッド用の「LIN-Q EX FW/HY」を市場投入するとともに、YouTubeをはじめとするSNSや雑誌広告、地上波テレビCM放映などを使ったブランド認知度の向上による販売拡大施策を進め、需要の回復傾向もあり売上高は堅調に推移したが、円安による原材料高騰の影響を受け、利益は低調に推移。海外は、大手クラブメーカーへのOEM受注販売並びに棒高跳び用ポールの販売が堅調に推移したが、原材料等の高騰による原価上昇の影響を受け、利益は低調に推移。結果、スポーツ事業セグメントの売上高は26億41百万円(前年同期比18.8%増)、営業利益は21百万円(前年同期は71百万円の営業損失)。そして不動産事業セグメントは、収益用賃貸物件の建替えによる売上減少を、大手調剤薬局との協業によるヴィレッジ型医療モールをはじめとした賃貸物件の収益と販売用不動産の売却収益で補うとともに、外部コンサルタントを通じた情報収集に加え、新たな収益不動産の購入検討や仲介ビジネスに取り組む。結果、不動産事業セグメントの売上高は14億56百万円(前年同期は82百万円)、営業利益は7億58百万円(前年同期は8百万円の営業利益)。といったことが書かれている。
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