ITサービス企業であるテックファームホールディングス株式会社の財務諸表(第33期)を見てみる

今回はテックファームホールディングス株式会社をEDINETで調べることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年6月30日)、8817万円だったのに対し当連結会計年度(2024年6月30日)は、2億円と増加しているので、稼いでいる。当連結会計年度(2024年6月30日)の負債合計(17億円)と純資産合計(22億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前連結会計年度 (自 2022年7月1日 至 2023年6月30日)、1億円だったのに対し当連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)は、2億円と増加となっているので当連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)は調子はよかったようだ。最後に報告書をみると、ICTソリューション事業においては、前連結会計年度の売上高が一部大型開発案件の早期検収の影響により想定以上に伸びていたことや、当該案件の計画変更に伴う開発体制の見直しにより減収となったが、プロジェクト進捗のモニタリングや品質チェック等、安定化に向けた取り組みの効果が現れており採算は改善。また、エンジニアの採用が順調に進んだ結果、社内リソースでの対応が増え外注費の抑制に繋がる。クロスボーダー流通プラットフォーム事業においては、ITと最新の流通技術を組み合わせ、アジアと日本をつなぐ越境流通プラットフォームの展開を目指す。海外販路開拓支援サービス「コネクトアジア」では地方公共団体や地方銀行と連携し、東南アジアでの事業展開を目指す日本国内の生産者・食品メーカーとの商談を進める。プラットフォームサービスの利用企業数は着実に増加しているが、東南アジア側での進出受け皿となる拠点作りが遅れ、流通量を大きく伸ばすことはできなかったといったことが書かれている。

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Kazutaka Kobayashi
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