住友グループの大手総合化学メーカーである住友化学株式会社の財務諸表(第143期第2四半期)を見てみる

今回は「住友化学株式会社」をEDINETで調べてみることにした。

・要約四半期連結財政状態計算書,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表(財政状態計算書),バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず棚卸資産(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、7444億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、7844億円と増加している。次に営業債権及びその他の債権(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、6031億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、6024億円と減少している。次に現金及び現金同等物(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、3058億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、2776億円と減少している。次に有形固定資産(非流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、8293億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、8597億円と増加している。次に無形資産(非流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が4039億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、4353億円と増加している。次に持分法で会計処理されている投資(非流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が4029億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、4044億円と増加している。次にその他の金融資産(非流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が3131億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、4102億円と増加している。次に退職給付に係る資産(非流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が992億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1000億円と増加している。

次に負債の部。営業債務及びその他の債務(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、5158億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、5280億円と増加している。次に社債及び借入金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、3969億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、5785億円と増加している。次に引当金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1290億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1003億円と増加している。次に社債及び借入金(非流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1兆644億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1兆610億円と減少している。次に繰延税金負債(非流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1011億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1341億円と増加している。次にその他の金融負債(非流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、985億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1018億円と増加している。次に引当金(非流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、384億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、397億円と増加している。次に退職給付に係る負債(非流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、264億2700万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、265億3600万円と増加している。そして資本の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、8915億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、8124億円と減少しているので、当第2四半期連結会計期間は稼いでいない。当第2四半期連結会計期間の負債合計(2兆8349億円)と純資産合計(1兆5491億円)のバランスを見ると、負債合計が上回っている。

要約四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上収益は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が1兆5285億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は1兆1868億円と減少している。次に売上原価は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)がマイナス1兆514億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)はマイナス9305億円と減少している。次に営業利益(△は損失)は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が605億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)はマイナス1336億円と減少しているので、当第2四半期連結累計期間の営業の調子は悪かったようだ。次に四半期利益(△は損失) は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が730億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)はマイナス1070億円と減少する結果となっている。最後に報告書を見ると、医薬品においてラツーダ(非定型抗精神病薬)の独占販売期間終了により販売が減少。エッセンシャルケミカルズでは原料価格の下落に伴い市況が低水準で推移。石油化学品の需要減少等により出荷も減少。健康・農業関連事業においては南米での農薬の高騰売価が落ち着いたことや流通在庫の増加の影響により出荷が減少。メチオニン(飼料添加物)の市況も下落。結果、売上収益は、前年同四半期と比べ減少。といったことが書かれている。

よろしければ執筆費用をサポートお願いします!助けてください。