デジタルリスク事業を展開する株式会社エルテスの財務諸表(第14期半期)を見てみる

今回は株式会社エルテスをEDINETで調べることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2024年2月29日)が、5069万円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年8月31日)は、マイナス4417円と減少しているので、稼いでいない。当中間連結会計期間(2024年8月31日)の負債合計(45億円)と純資産合計(25億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年3月1日 至 2023年8月31日)、マイナス1689万円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年3月1日 至 2024年8月31日)は、マイナス6183万円となっているので当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は調子は悪かったようだ。最後に報告書をみると、デジタルリスク事業は、健全なデジタルテクノロジーの発展を支援することを目的に、ソーシャルメディアに起因するリスク対策を支援するソーシャルリスク対策と営業秘密情報の持ち出しなどの社内に潜むリスクを検知するインターナルリスク対策を提供。ソーシャルリスク対策は、リスク検知時の初動対応コンサルティングを含むWebリスクモニタリングを主力サービスとして提供。アスリートへの誹謗中傷問題や、生成AIによる偽・誤情報の問題などを通じて、改めてSNS上でのリスク把握の重要性が高まっている。インターナルリスク対策は、営業秘密等の機密情報持ち出しや、経済安全保障の観点による情報管理強化を目的に製造業・金融業を中心とした新規導入の獲得に注力し、年間契約の積み上がりと複数のPoC案件の貢献で、売上高は計画を上回って推移。以上の結果、売上高は1,222,381千円(前年同期比14.9%増)、セグメント利益は541,125千円(前年同期比10.7%増)。次にAIセキュリティ事業は、警備DXで新時代の安全保障をつくることを目指して、フィジカルな警備保障サービスを運営しつつ、運営の中で生じる課題解決のためのDXソリューションの開発・提供で警備業界のDX化に取り組む。警備DX領域は、警備会社と依頼者の警備受発注マッチングプラットフォーム「AIK order」や警備管制DXシステム「AIK assign」などの警備業務DXサービスを展開しています。「AIK order」の大手外食チェーンでの全国展開を見越したCS人員の強化に取り組む。一方で、「AIK assign」の受注までに想定以上のリードタイム発生が業績に影響を与える。また、警備保障サービスにおいては、グループ内でのDXソリューション活用による業務効率の向上に加えて、警備員の採用強化に取り組む。この結果、2024年2月末比で、警備保障サービス領域の従業員数が29名増加し、下期に控える繁忙期に向けた提供能力拡大に備える。結果、売上高は768,585千円(前年同期比1.6%増)、セグメント損失は32,323千円(前年同期は10,702千円のセグメント損失)。次にDX推進事業の結果、売上高は751,183千円(前年同期比107.1%増)、セグメント損失は43,473千円(前年同期は7,979千円のセグメント利益)。最後にスマートシティ事業の結果、売上高は708,701千円(前年同期比14.4%減)、セグメント損失は58,305千円(前年同期は5,155千円のセグメント損失)。といったことが書かれている。


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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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