アウトソーシングサービスを中核事業とする株式会社ディーエムエスの財務諸表(第65期)を見てみる
今回は株式会社ディーエムエスをEDINETで調べることにした。
貸借対照表,バランスシート/BS
「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金合計。前事業年度(2023年3月31日)が、138億円だったのに対し、当事業年度(2024年3月31日)は、151億円と増加しているので、稼いでいる。当事業年度(2024年3月31日)の負債合計(46億円)と純資産合計(166億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。
損益計算書
次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)、18億円だったのに対し当事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)は、13億円と減少となっているので当事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)は調子が悪かったようだ。最後に報告書をみると、ダイレクトメール事業。既存顧客の取引窓口の拡大や新規受注を促進したものの、一部の大型案件業務終了の影響などにより、売上高は198億28百万円(同8.7%減)、セグメント利益は14億51百万円(同4.7%減)。次に物流事業。通販出荷および販促支援案件が堅調に推移した結果、売上高は26億69百万円(同8.2%増)。一方、川島ロジスティクスセンターの賃料値上げなど業務経費の増加により、セグメント利益は23百万円(同0.6%減)。次にセールスプロモーション事業。コールセンターやバックオフィス機能を活かした各種支援業務に注力したものの、後半に新型コロナ関連の事務局運営業務等の収束による反動があり、売上高は21億2百万円(同27.2%減)、セグメント利益は4億10百万円(同48.1%減)。次にイベント事業。新型コロナワクチン接種会場の運営業務や販売促進・スポーツイベントなどの運営・警備業務に注力した結果、売上高は22億11百万円(同5.2%増)、セグメント利益は1億93百万円(同4.3%減)。次に賃貸事業。千代田小川町クロスタビル(東京都千代田区)等の売上高は、テナントの一部が退去した影響により、全体で92百万円(同21.0%減)、セグメント利益は32百万円(同41.8%減)。といったことが書かれている。