インフラ関連のソフトウェアやシステム開発などを手掛けるシステムインテグレータであるNCD株式会社の財務諸表(第60期半期)を見てみる

今回はNCD株式会社をEDINETで調べることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2024年3月31日)が、50億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年9月30日)は、56億円と増加しているので、稼いでいる。当中間連結会計期間(2024年9月30日)の負債合計(77億円)と純資産合計(70億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)、9億円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は、14億円と増加となっているので当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、まずはシステム開発事業。保険会社のアプリケーション保守や、ガス会社のシステム開発が拡大したことなどにより、前年同期比で大幅な増収。利益面におきましては、福岡オフィスの移転コストなどにより費用が増加したものの、顧客への価格交渉が進んだことなどで収益性が向上し、前年同期比で大幅な増益。結果、売上高6,165百万円(前年同期比25.7%増)、セグメント利益910百万円(前年同期比29.3%増)。次にサポート&サービス事業。製造業のシステム運用の受注や、建設業のクラウド型基幹システムの運用開始、JCSによるキッティング業務の内製化などにより、前年同期比で大幅な増収増益。結果、売上高4,619百万円(前年同期比29.9%増)、セグメント利益465百万円(前年同期比26.6%増)。次にパーキングシステム事業。駐輪機器の老朽化に伴う自治体駐輪場の機器入替や、大規模な駅前再開発に伴う駐輪機器の販売や施工を受注したこと、また、駐輪場利用料収入が堅調に推移したことなどにより、前年同期比で増収。利益面は、増収の効果や、料金改定により自営駐輪場の採算性が大きく向上、また、自治体戦略の見直しにより指定管理業務の収益性が改善したことなども寄与し、前年同期比で大幅な増益。結果、売上高は3,966百万円(前年同期比15.7%増)、セグメント利益944百万円(前年同期比54.3%増)。といったことが書かれている。


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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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