千葉県を拠点に寿司チェーンを運営する株式会社銚子丸の財務諸表(第47期第2四半期)を見てみる

「銚子丸の23年6〜11月期、税引き利益4.1倍 通期予想を上方修正」という記事が目についたので、株式会社銚子丸をEDINETで調べてみることにした。

・四半期貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「四半期貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前事業年度(2023年5月15日)が、61億8075万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、63億4406万円と増加している。次に売掛金(流動資産)で前事業年度(2023年5月15日)が、8億3921万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、8億624万円と減少している。次に原材料及び貯蔵品(流動資産)で前事業年度(2023年5月15日)が、2億2477万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、3億2912万円と増加している。次に建物(純額)(有形固定資産)で前事業年度(2023年5月15日)が、13億1095万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、14億6793万円と増加している。次にその他(純額)(有形固定資産)で前事業年度(2023年5月15日)が、8億8422万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、8億6673万円と減少している。次に無形固定資産で前事業年度(2023年5月15日)が、1億663万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、2億5694万円と増加している。次に敷金及び保証金(投資その他の資産)で前事業年度(2023年5月15日)が、8億5870万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、8億3060万円と減少している。次に繰延税金資産(投資その他の資産)で前事業年度(2023年5月15日)が、3億6686万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、3億6686万円と変化なし。

次に負債の部。未払金(流動負債)で前事業年度(2023年5月15日)が、14億4530万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、11億8724万円と減少している。次に買掛金(流動負債)で前事業年度(2023年5月15日)が、6億7561万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、5億8882万円と減少している。次に未払法人税等(流動負債)で前事業年度(2023年5月15日)が、未発生だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、3億3955万円が発生している。次に短期借入金(流動負債)で前事業年度(2023年5月15日)が、1億9200万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、未発生となっている。次に賞与引当金(流動負債)で前事業年度(2023年5月15日)が、8900万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、1億6195万円と増加している。次に株主優待引当金(流動負債)で前事業年度(2023年5月15日)が、2368万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、1億2341万円と減少している。次に資産除去債務(固定負債)で前事業年度(2023年5月15日)が、3億1080万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、3億890万円と減少している。

そして純資産の部で利益剰余金。前事業年度(2023年5月15日)が、84億6995万円だったのに対し、当第2四半期会計期間(2023年11月15日)は、88億7814万円と増加しているので、当第2四半期会計期間は稼いでいる。当第2四半期会計期間の負債合計(28億8007万円)と純資産合計(87億8072万円)のバランスを見ると、純資産合計が上回る。

四半期損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第2四半期累計期間 (自 2022年5月16日 至 2022年11月15日)が88億1673万円だったのに対し当第2四半期累計期間 (自 2023年5月16日 至 2023年11月15日)は101億7260万円と増加している。次に売上原価は前第2四半期累計期間 (自 2022年5月16日 至 2022年11月15日)が37億4703万円だったのに対し当第2四半期累計期間 (自 2023年5月16日 至 2023年11月15日)は39億4145万円と増加している。次に販売費及び一般管理費は前第2四半期累計期間 (自 2022年5月16日 至 2022年11月15日)が50億3338万円だったのに対し当第2四半期累計期間 (自 2023年5月16日 至 2023年11月15日)は53億2084万円と増加している。次に営業利益は前第2四半期累計期間 (自 2022年5月16日 至 2022年11月15日)が3631万円だったのに対し当第2四半期累計期間 (自 2023年5月16日 至 2023年11月15日)は9億1029万円と増加しているので、当第2四半期累計期間の営業の調子は良かったようだ。次に営業利益は前第2四半期累計期間 (自 2022年5月16日 至 2022年11月15日)が3631万円だったのに対し当第2四半期累計期間 (自 2023年5月16日 至 2023年11月15日)は9億1029万円と増加している。次に営業外収益では、受取協力金と協賛金収入が気になった。次に経常利益は前第2四半期累計期間 (自 2022年5月16日 至 2022年11月15日)が1億7797万円だったのに対し当第2四半期累計期間 (自 2023年5月16日 至 2023年11月15日)は9億2176万円と増加している。次に四半期純利益は前第2四半期累計期間 (自 2022年5月16日 至 2022年11月15日)が1億4034万円だったのに対し当第2四半期累計期間 (自 2023年5月16日 至 2023年11月15日)は5億7257万円と増加する結果となっている。最後に外食業界は、イートイン需要の急回復。業界全体の営業活動が活発化。一方で物価上昇への懸念から消費者の生活防衛意識が高まる。また原材料・エネルギー価格及び物流費の上昇。業界全体での価格改定の動きにも落ち着きが見られる。なお、改定後の価格は着実にお客様に受け入れられている。経営環境はコロナ前の水準に向けての回復基調に転じる。当第2四半期累計期間における売上高は、イートイン客数の急回復及び価格改定の定着等により前期と比べて増加。利益面は、売上高の増加に加えて、価格改定やフルオーダー化に伴う廃棄ロス減少等による原価率の低下。コロナ下に推進してきた機械化・省力化等による利益体質の改善努力により、営業利益が増加。といったことが書かれている。





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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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